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Nittaku News 2012年4月号予告

2012年02月14日

特集は、「第17回ジャパントップ12大会」になります。

そのほか、「第51回世界選手権大会(団体戦)の話題と展望」を掲載致します。

日本の肖像は、東洋工業通信株式会社の六車徹さんをご紹介いたします。

発行は3月12日(月)の予定になります。
掲載日時:2012.02.14 10:28:59 [この記事のURL]

(nittaku)ジャパントップ12 田代早紀が準優勝

2012年02月14日

大林カップ・第17回ジャパントップ12卓球大会(平成24年2月11日(土)東京・墨田区体育館)が、開催されました。

男子単は、東京アート同士の対戦となり、高木和卓選手が大矢英俊選手を下し優勝した。
ベスト4には、全日本選手権でも活躍した時吉佑一選手(時吉スクール)、塩野真人選手(東京アート)が入った。

女子単は、予選を通過したのはすべて日本生命の選手。決勝は、若宮三紗子と田代早紀が顔を合わせ、若宮が予選リーグからの好調なプレーで優勝した。田代は安定した両ハンド攻撃を軸に戦い、優勝のチャンスがあっただけに残念な結果となった。
ベスト4には、藤井寛子、藤井優子の姉妹が入った。また、女子は小学生の平野美宇(ミキハウスJSC山梨)、伊藤美誠(豊田町スポ少)も参加し、会場を盛り上げた。

ニッタクHP
http://www.nittaku.com/
掲載日時:2012.02.14 09:47:15 [この記事のURL]

(nittaku)世界卓球選手権大会(団体戦)の日本代表メンバーに石垣優香選手が選抜!!

2012年02月01日

1月27日(金)、日本卓球協会は3月25日〜4月1日 ドイツ・ドルトムントで開催される世界卓球選手権大会(団体戦)の日本代表メンバー女子の強化本部推薦選手を発表。
 最後の一人には、全日本選手権にて藤井寛子選手との大激戦を制したニッタク契約選手石垣優香(淑徳大)が選抜された。
石垣選手の選抜は、ここ2年間の国際試合実績 (世界ランキング50位内の外国選手7名に勝利、内2名は20位内) が評価されたもの。
世界選手権の団体の代表に選抜されるのは初めてであり、女子のカット型としては、脇ノ谷直子選手(現サンリツ監督)以来、8年ぶりとなる。
実力派が揃う女子選手のドルトムントでの戦いに注目したい。
1月27日現在で決定している世界卓球選手権大会(団体戦)日本代表メンバーは以下の通り。

―女子―
石川佳純(全農/WR8)
福原愛(ANA/9)
平野早矢香(ミキハウス/WR12)
藤井寛子(日本生命/WR28)
石垣優香(淑徳大/WR38)

―男子―
水谷隼(明治大/WR9)
岸川聖也(スヴェンソン/WR16)
丹羽孝希(青森山田高/WR23)
吉村真晴(野田学園高/WR103)

世界ランキング(=WR)は2012年1月発表

ニッタクHP
http://www.nittaku.com/
掲載日時:2012.02.01 10:21:20 [この記事のURL]

(nittaku)全日本大会速報(1/22)

2012年01月23日

全日本選手権 最終日

全日本選手権大会は最終日を迎えた。

今日は女子ダブルスのチャンピオンと男子シングルスのチャンピオンが決定する。

水谷隼(明治大)の6連覇なるか・・・。

その光景を人目見るために、朝から多くの卓球ファンが雨の中会場に詰め掛けた。

卓球ファンの期待に応えられるすばらしい試合に期待したい!


田代/藤井優、準決勝へ、女子ダブルス

●女子ダブルス準々決勝
田代/藤井(日本生命) 8、7、-5、8 松本/松平(四天王寺高)

社会人になり成長著しい田代/藤井優のニッセイペアがインターハイ王者の松本/松平(四天王寺高)を破り、準決勝進出を決めた。

松本/松平に1ゲームを奪われるも第4ゲームを8点で抑え、勝利を決めた。

敗れた松本/松平のコメント:

「向こうは右右の裏裏のオーソドックスでチャンスだと思ったけど、コース取りがうまくて自分たちの展開にならなかった。メダルがとりたかった」


福原/石川、藤井/若宮に敗れる

●女子ダブルス準々決勝

藤井/若宮(日本生命) -9、9、11、-9、10 福原/石川(ANA/全農)

石塚/山梨(十六銀行) 9、-10、8、3 野上/市川(日立化成)

田代/藤井(日本生命) 8、7、-5、8 松本/松平(四天王寺高)

阿部/小野(サンリツ) -9、11、7、5 福岡/土井(中国電力)


社会人2位の野上・市川 準々決勝敗退

女子ダブルス準々決勝、社会人選手権準優勝の野上・市川(日立化成)は山梨・石塚(十六銀行)と対戦。

両者丁寧なコース取りを見せ一進一退の展開となったが、強気で攻めた山梨・石塚に軍配。

準決勝進出を決めた。

敗れた野上・市川は「内容は悪くないと思いますが、先に攻められたときの点の取り方が課題になりました。(市川)

ベスト4には入りたかったです。今年は社会人も含めて昨年よりひとつでも多く勝ちたいと思います。(野上)」

とコメント。

 
松平賢、高木和に昨年の雪辱

昨年の準々決勝の大激戦、松平賢二対高木和卓、全く同じ対戦が実現したが、昨年敗れた松平が雪辱を果たした。

昨年は松平が序盤の優勢を守れずにフルゲームで敗れたが、今年の試合は競りながらもストレート勝ち。

昨年と同様、フォア前に出される左横サービスに対しやや苦しんだが、サービスを持った時は優位に立った。

ラリーはほぼ互角だが、バックのブロック力があがり、フォアの威力で押し切った。

高木和「相手は台上がうまかった。ラリーでは自分の威力が足りなかった。

結果は満足していないが、これが実力と受け止めて、また頑張りたい」

●男子シングルス準々決勝

水谷隼(明治大) 4、5、-10、4、2 時吉佑一(時吉スクール) 

松平賢二(青森大) 5、15、9、11 高木和卓(東京アート)  

松平健太(早稲田大) 6、-8、-5、4、5、10 丹羽孝希(青森山田高)   

吉村真晴(野田学園高) 9、5、-5、7、-4、7 森本耕平(愛知工業大)


時吉佑一 準々決勝敗退

昨日、オリンピック日本代表の岸川聖也に勝利した時吉佑一が、5連覇中の水谷隼に挑戦。

第4ゲームを奪ったものの、水谷のペースに持ち込まれ4―1で敗れた。

試合後「レシーブがうまくいかずに出だしでつまずいた。

もちろん勝ちにいこうと思っていたが、相手のほうが何枚も上手でした。

今大会は最後まで諦めない気持ちがプレーに出せたと思う。

まだまだできるかなと確信したので、これからも頑張っていきたい」と時吉のコメント。


女子ダブルス、昨年と同カードの決勝戦

●女子ダブルス準決勝

阿部恵/小野思保(サンリツ) 7、9、7 田代早紀/藤井優子(日本生命)

藤井寛子/若宮三紗子(日本生命)9、ー8、7、7 山梨有理/石塚美和子(十六銀行)

試合後の山梨・石塚ペアのコメント

山梨:今まで日本リーグで5回ほど対戦してるが、一度も勝ったことがない。

挑戦者の気持ちでプレッシャーも感じずに、向かっていこうと思いました。

石塚:緊張してプレーが固くなってしまった。

若宮・藤井ペアはなかなか攻撃をさせてくれない。


吉村が健太に快勝、決勝へ

快進撃を続ける吉村が、準決勝・松平健戦でも当たりを見せ、初の決勝進出を決めた。

前・中陣での激しい打ち合いとなったが、吉村がボールのパワーで上回った。

松平は得意の前陣でのブロックやカウンターで対抗したが、さばききれなかった。

松平は4ゲーム目を奪い、5ゲーム目も先にゲームポイントを奪ったが、そこから吉村が思い切りの良い攻撃を見せて逆転。

勝機もあっただけに、松平は試合後悔しさをにじませた。

準決勝のもうひと試合は、水谷隼が松平賢二に完勝。

台上でのサービス・レシーブ、中陣でのラリー戦の安定性、あらゆる面において水谷がまさっていた。

松平賢二は中陣で大きく動かされて打球点を落とし、攻勢に出た場面でも水谷の反撃を許した。

松平兄弟はともにベスト4で進撃ストップ。

●男子シングルス準決勝

吉村真晴(野田学園高) 9、8、7、-7、10 松平健太(早稲田大)

水谷隼(明治大)4、7、3、5 松平賢二(青森大)


藤井寛子/若宮三紗子ペアが三連覇!

●女子ダブルス決勝
藤井寛子/若宮三紗子(日本生命) 9、13、6 阿部恵/小野思保(サンリツ)

女子ダブルスは昨年の世界選手権ベスト8、藤井/若宮ペアが3連覇。

藤井がラリー戦に安定感をもたらし、若宮が思いきりの良いレシーブ強打、3球目フォアドライブで流れを引き寄せる。

阿部/小野ペアは2ゲーム目に8−10から11−10と逆転したが、ここで若宮がフォアストレートへ3球目フォアドライブを決め、このゲームも藤井/若宮が取った。

2ゲーム先取しても、昨年2−0からゲームオールに持ち込まれた反省を生かし、最後まで集中力を切らさなかった藤井/若宮。

「世界選手権パリ大会がふたりの目標。

そこでメダルが取れるようにもっと良いペアリングを目指したい」(藤井)、

「ふたりの個性を生かして、もっともっと強くなりたい」(若宮)と、優勝者インタビューでさらなる飛躍を誓った。


吉村真晴が水谷に劇的勝利で初優勝!

●男子シングルス決勝
吉村真晴(野田学園高) 9、6、-6、-6、9、-5、10 水谷隼(明治大)

決勝まで1ゲームしか落としていなかった5連覇中の絶対王者・水谷の前に立ちはだかったのは、高校3年生の若武者・吉村だった。

社会人王者の張一博(東京アート)や今大会好調だった松平健太(早稲田大)らを破ってきたとはいえ、

観客の大半は水谷の史上初となる男子シングルス6連覇を疑わなかっただろう。

ところが、ゲームが始まるとその空気が一変する。

世界ジュニアで中国選手を震え上がらせた両ハンドが火を噴き、吉村が一気に2ゲーム連取した。

このまま終われない王者・水谷は、レシーブから一発で決めるドライブを打ち込むなど、ラリー戦を避けた速攻戦術で2ゲームを取り返し、2-2のタイに。

ようやく水谷がペースを握ったか…と思われたが、再び吉村の攻撃卓球が炸裂し、5ゲーム目を奪い3-2と王手。

続く第6ゲームは水谷が意地を見せて5本に抑えて3-3。決勝にふさわしいゲームオールの戦いとなった。

最終ゲームは一進一退の攻防。

水谷リードの5-4でチェンジコートするもすぐに吉村が追いつき5-5。

水谷が取り返して6-5とするも、吉村も踏ん張り6-6。

続くポイントを吉村が奪って吉村の7-6なったところから、水谷が4連続ポイントで10-7のチャンピオンシップポイント!

会場内の誰もが「やはり今年も水谷」と思った瞬間だったが…。

1本返されたところで水谷がタイムアウトで間合いを取る。

しかし、これまでの5回の優勝とは違い、決めきれない水谷。

失点を重ね、10-10のデュースに。

「何かが起こる」、そんな異様ともいえる空気が会場内に流れはじめ、さらに吉村がポイント。

11-10と逆王手。

最後は吉村のサービスを水谷が回り込んでレシーブするも、ボールは無情にも台を越えていった。

高校2年で全日本初優勝を果たし、連覇記録を5に伸ばしてきた水谷。

今大会では男子シングルス史上初の6連覇がかかっていたのだが、まさか自身の初優勝と逆の立場となり、高校生に敗れるとは夢にも思っていなかっただろう。

敗れた瞬間、水谷は手で顔を覆い、ベンチに帰ってからもしばらく立ち上がることはできなかった。

それにしても世界トップランカーである水谷のハイレベルな攻守を打ち抜いた吉村の両ハンドは見事の一言。

日本に新たなスターが誕生した、今年の全日本だった。
掲載日時:2012.01.23 10:42:49 [この記事のURL]

(nittaku)全日本大会速報(1/21)

2012年01月22日

石垣、平野にストレートで敗退

昨日、藤井寛(日本生命)を大激戦の末に下し、ベスト8に進出した石垣(淑徳大)。

準々決勝では平野(ミキハウス)と対戦した。

平野のカット打ちと言えば、平成20年度の決勝で王輝に勝利した試合が思い出される。

ツッツキをせずに徹底したバックサイドへので粘りまくり、劇的な勝利を収めた。

この試合でも平野はツッツキはほとんど使わず、バックサイドへのカット打ちを中心とする戦術。

石垣は横回転を入れてから次のボールを狙い打つなど、積極的攻撃をみせて応戦したが、平野に一歩及ばず。ベスト8で姿を消した。

平野(ミキハウス) 7、5、3、5 石垣(淑徳大)


男子ダブルス準々決勝の結果

●男子ダブルス準々決勝

松平健太・丹羽孝希(早稲田大・青森山田高) 9、−10、8、-9、10 吉村真晴・有延大夢(野田学園高)

共田準吾・加藤由行(愛工大名電高) 8、5、-7、-8、5 桑原元希・瀬山辰男(リコー)

高木和卓・大矢英俊(東京アート) -8、4、4、11 井上一輝・藤本海統(近畿大)

水谷隼・岸川聖也(明治大・スヴェンソン) -9、-9、2、9、8 松平賢二・上田仁(青森大)

女子シングルス、ベスト4出揃う

●女子シングルス準々決勝

石川佳純(全農)  8、6、6、8 藤井優子(日本生命)

田代早紀(日本生命) -3、6、9、-9、11、-9、9 森薗美咲(日立化成)

福原愛(ANA)  7、-10、5、7、8 若宮三沙子(日本生命)

平野早矢香(ミキハウス) 7、5、3、5  石垣優香(淑徳大)


張一博、吉村に敗れる

男子シングルス5回戦。張が世界ジュニア3位の吉村に敗れランク入りを逃した。

●男子シングルス5回戦(ランク決定戦)

吉村真晴(野田学園高)9、8、11、-10、11  張一博(東京アート)

 
時吉佑一 2年連続ランク入り

男子シングルス。

時吉佑一(時吉スクール)は、ランク決定戦で横山友一(協和発酵キリン)を4−1で下し、ベスト16に入った。ランクは2年連続2回目。

「昨日奇跡な勝利をあげることができたので、頑張りました。

丁寧なプレーを心がけていることがいいと思います。

次の相手は、岸川選手になりますが、相手は強い選手なので、向かっていきたいと思います」


台風の目、カットの平屋、丹羽に惜敗

「いつも全日本のシングルスは初日で負けていたが、ここまでこれた。

調子も良かった」とぶつ切りカットと攻撃力を持つ埼玉工大の平屋が、

並木(シチズン)、神(明大)を連破し、優勝候補の一人、丹羽(青森山田高)に肉迫した。

出足から猛烈に切れた平屋のカットと反撃に苦しんだ丹羽だったが、短いボールからのラリー展開と緻密なボールコントロールで何とか逃げ切った。

「丹羽のサービスは最後までわからなかった。台上ボールとサービス、レシーブで差が出た」

丹羽孝希(青森山田高) -9、9、6、-9、9、6 平屋広大(埼玉工業大) 


久保田(シチズン)初ランク入り

男子シングルスランク決定戦。久保田隆三(シチズン)と下山(協和発酵キリン)が対戦。

同じ早稲田大学の出身で、対戦成績としては下山に分があったようだが、久保田が気迫のこもったプレーで勝利し、初のランク入りを果たした。

「勝てると思っていなかったのでうれしいです。

4月の対戦ではゲームオールの9―3から逆転負けをしていたので、

今回は早めにタイムアウトをとって落ち着いてプレーできました」とコメント。


名電ペアが昨年王者を破る!

愛工大名電高の共田/加藤ペアが男子ダブルスで昨年王者の松平丹羽ペアを撃破!

水谷隼/岸川聖也(明治大・スヴェンソン) ー9、2、7、8 高木和卓/大矢英俊(東京アート)

共田準吾/加藤由行(愛工大名電高) ー5、9、9、16 松平健太/丹羽孝希(早稲田大・青森山田高)


石川が田代を準決勝で一蹴

初めて準決勝に進んだ田代だが、石川にストレートで敗れた。

田代はレシーブから攻撃的なプレーをしかける得意のパターンを封じられ、流れをつかめなかった。

2ゲーム目、10-8とリードした場面でも、石川が2連続サービスエース。

田代は試合後、やや放心状態で語った。

「全然何もできませんでした。

対策も立てていたけれど、実際にやってみると何もできなかった。

3年くらい前に選考会で1度やっているが、その時とはサービスの長短や回転やタイミングがすべてにおいて違っていた。

サービス、レシーブで最初から最後まで対応できなくて、良い流れが作れなかった。

ベスト4だけど、練習の成果が全然出せていないので、全然満足はしていません」

石川は順調に決勝進出を決め、平野に快勝して初の決勝進出となる福原との決勝となる。


福原愛が準決勝でストレート勝ち、決勝進出!

●女子シングルス準決勝
福原愛(ANA) 9、6、7、7 平野早矢香(ミキハウス)

全日本で常に優勝候補にあげられてきた福原が、ついに決勝進出を決めた。

ループドライブを交えながら巧みにミスを誘うフォアドライブの緩急は見事。

単調な前陣速攻に陥ることなく、バック表ソフトの横回転系ブロックなど、様々な技術を駆使して得点を重ねた。

全日本で過去5回の優勝を誇る平野は、福原のバック表ソフトの連打でミドルに釘づけにされ、思うようなラリー展開に持ち込めなかった。


水谷/岸川ペアがV

水谷隼/岸川聖也(明治大・スヴェンソン) 4、5、6 共田準吾/加藤由行(愛工大名電高)

男子ダブルス決勝は、試合時間30分足らずで決着となった。

共田/加藤ペアは、水谷/岸川のサービスに全く対応できず。

「勢いだけではこの全日本を勝つことはできない。

実力で見ても僕たちのほうが上だったので、あとはしっかりプレーするだけだった」と水谷。

シングルス6連覇に向けて弾みのつく1戦となっただろう。


石川2連覇ならず。福原悲願の初優勝!

女子シングルス決勝、福原愛が積極的に石川を攻め、悲願の初優勝を手にした。
今大会好調の福原は、石川に対し1〜3ゲームをそれぞれ7点で獲りスタートダッシュをかけた。
4ゲーム目は「急ぎすぎたかな」と優勝インタビューで語っていたが、石川に1ゲームを獲られるが、最終の5ゲーム目は持ち味の速攻が決まり8−5から3ポイント連取で初優勝を決めた。

●女子シングルス決勝
福原愛(ANA) 7、7、7、-3、5 石川佳純(全農) 

敗れた石川は「今日の愛ちゃんのプレーは素晴らしかった。

ピッチが速いので途中から合わせて入れるだけになってしまった。

まだまだ実力が足りないと思った。

今後、同じ悔しさを味わいたくないので、もっと強い相手にでも勝てるようになりたい」と悔しさをにじませるコメントを残した。


時吉が五輪代表・岸川を下して8強へ!

当たり出すと止まらない! 時吉(時吉スクール)が五輪代表で優勝候補の一角・岸川(スヴェンソン)をフルゲームの打撃戦の末に下した。

両ハンドの打ち合いを得意とする両者だが、好調時の爆発力がある時吉が、岸川の安定性を打ち破った形となった。

時吉「向かっていくだけだった。今までは無理に打ちにいくだけだったが、今回はつなぐところはつないで、打つべきところは打てたのが勝因。

レシーブがうまくできたのでいい流れに持ち込めた」

これで2年連続ランク入りで、今年はベスト8進出。

この試合の爆発力を明日の準々決勝にも持ち込みたいところだ。

●男子シングルス6回戦
時吉 9、-6、-9、11、6、-8、7 岸川


森本耕平が8強入り!

男子シングルス8決定戦。森本耕平(愛工大)と塩野(東京アート)が対戦。

2ゲームを先取した森本だったが、塩野が驚異的な粘りを見せ2ゲームを奪い返し2―2とする。

第3ゲーム、10―8でリードした塩野だったが、森本が2点を奪いジュースに持ち込む。

激しいラリーが続き、15―15。

そこで塩野が痛いツッツキミスをする。集中力が切れたのか、そのゲームを逆転で森本が奪う。

流れは森本に傾いたかと思ったが、塩野が意地を見せ第6ゲームを奪う。

最終ゲーム、塩野が連続得点をあげ8―4でリード。

しかし、塩野に疲れ出たのか森本が7連続ポイントをあげ逆転勝利し、明日の準々決勝に駒を進めた。


男子シングルス6回戦が終了。ベスト8が決定!

●男子シングルス6回戦の結果

水谷隼(明治大) 3、5、5、6 森田侑樹(シチズン) 

時吉佑一(時吉スクール) 9、-6、-9、11、6、-8、7 岸川聖也(スヴェンソン)

松平賢二(青森大) -11、8、3、4、6 小野竜也(協和発酵キリン)

高木和卓(東京アート) 7、-7、8、7、6 伊積健太(中央大)  

松平健太(早稲田大) -10、4、9、8、7 吉田海偉(OVER LIGHT) 

丹羽孝希(青森山田高) 7、2、9、10 大矢英俊(東京アート) 

森本耕平(愛知工業大) 9、9、-6、-12、15、-6、6 塩野真人(東京アート)

吉村真晴(野田学園高) 8、10、9、-8、7 久保田隆三(シチズン)

男子シングルスのベスト8になんと大学生4名、高校生2名が入った。

04年大会の初出場・初優勝から、常にベスト4以上をキープしてきた吉田海偉は、松平健太に敗れた。

「プレーの出来は普通。今日は健太が強かった。ベスト16で終わるのは初めてなので、悔しいです」(吉田)
掲載日時:2012.01.22 10:40:07 [この記事のURL]

(nittaku)大会第6日目のタイムテーブル

2012年01月22日

●大会第6日目/1月22日のタイムテーブル
10:00〜 女子ダブルス準々決勝
10:30〜 男子シングルス準々決勝
11:00〜 女子ダブルス準決勝 
12:15〜 男子シングルス準決勝 
13:15〜 女子ダブルス決勝 
15:00〜 男子シングルス決勝

[女子ダブルス準々決勝の対戦カード]

藤井寛子/若宮三紗子(日本生命) vs. 石川佳純/福原愛(全農/ANA)

石塚美和子/山梨有理(十六銀行) vs. 野上紗矢佳/市川梓(日立化成)

田代早紀/藤井優子(日本生命) vs. 松本優希/松平志穂(四天王寺高)

福岡春菜/土井みなみ(中国電力) vs. 阿部恵/小野思保(サンリツ)

[男子シングルス準々決勝の対戦カード]

水谷隼(明治大) vs. 時吉佑一(時吉スクール)

松平賢二(青森大) vs. 高木和卓(東京アート)

松平健太(早稲田大) vs. 丹羽孝希(青森山田高)

森本耕平(愛知工業大) vs. 吉村真晴(野田学園高)

朝一番の女子ダブルス準々決勝は、優勝候補同士の激突。

昨日女子シングルスの準々決勝を戦った石川/福原と、2連覇中の藤井/若宮が対戦する。
掲載日時:2012.01.22 10:00:56 [この記事のURL]

(nittaku)全日本大会速報(1/20)

2012年01月21日

森薗、3回戦で三田村を退ける

森薗が男子シングルス3回戦で、一回り上の年齢の三田村と対決した。

三田村は6年連続ベスト8の実績を持ち、現在は第一線を退いたものの、今年度はマスターズの部30代、全日本ラージでチャンピオンに輝いている。

新旧対決で好ラリーが期待されたが、ふたを開けてみれば森薗が完勝。

サービスがよく効き、三田村のボールを狙い撃ちした。三田村としては森薗にミスが出た2ゲーム目を取りたいところだった。

打球点を落としてフォアでドライブするかつての日本のスタイルと、早い打球点で両ハンドカウンターを狙う現在のスタイルの差が如実に表れた試合となった。

●男子シングルス3回戦
森薗政崇(青森山田高)1,11,3三田村宗明(卓楓会)


女子ダブルス石川・森田ペア、3回戦敗退

女子ダブルス3回戦に登場した森田彩音・石川梨良ペア(エリートアカデミー)は、北海道の岡れいさ・猪谷真由ペア(東京富士大・駒大苫小牧高)に敗れた。

森田・石川ペアはサービスから積極的に先手を取ろうとするも、相手ペアに一方的に攻められる展開に。

来年こそは4回戦進出を果たしてほしいところだ。


石川ベスト16入り、女子シングルス5回戦

女子シングルス5回戦で石川が小6の加藤(TKOクラブ)を下し、順当にベスト16入りを決めた。

石川はかたさが見られる加藤から1ゲーム目を2点で奪う。

しかし、2ゲーム目以降、緊張が取れたのか加藤のバックハンドが入りだす。

2ゲーム目は19-17、3ゲームは加藤が取り、2-1となる。

しかし、小学生・加藤の反撃はここまで。

石川が4-1で勝利し、6回戦進出を決めた。

●女子シングルス5回戦
石川(全農)2、17、-7、7、6 加藤(TKOクラブ) 

男子ダブルス5回戦進出ペアが決定

男子ダブルス4回戦がすべて終了。

高校生や大学生が社会人トップレベルのペアを次々と撃破した。

連覇を狙う丹羽・松平ペアは1ゲームを落としたが、流れに乗ると二人の攻撃は止まらなかった。

丹羽・松平ペアは5回戦で柴田・高橋ペア(愛知工業大)と対戦する。

●男子ダブルス4回戦

吉村/有延(野田学園高) ー7、7、ー7、9、5 下山・横山(協和発酵キリン)

森田/軽部(シチズン) 7、7、ー8、6 英田/稲熊(朝日大)

藤村/大坂(愛工大名電高) 5、ー10、10、8 森田/沼田(住友金属物流)

共田/加藤(愛工大名電高) ー3、7、8、10 平野/神(明治大)

桑原/瀬山(リコー) ー8、4、8、ー8、8 森本/北村(愛知工業大)

桑田/横山(明治大) 6、ー4、9、9 町/森薗(青森山田高)

高木和/大矢(東京アート) ー8、5、7、7 和田/青木(愛知工業大)

松平/丹羽(早稲田大・青森山田高) ー7、9、3、2 齋藤/小坂(遊学館高)

韓/張(東京アート) 7、7、ー2、10 田中/石田(シチズン・ミズノ)

松平/上田(青森大) 9、6、7 橋本/藤木(中央大)

水谷/岸川(明治大・スヴェンソン) 3、5、4 尾留川/堀(明徳義塾高)

木方/田勢(協和発酵キリン) 8、7、ー4、ー8、11 松崎/平野(野田学園高・野田学

 
田代早紀 ベスト16入り

女子シングルスランク決定戦。昨年もベスト16入りをしている田代早紀(日本生命)はインターハイチャンピオンの鈴木李茄(青森山田)と対戦。

鈴木のバックハンドカウンターに苦しめられたが、落ち着いたプレーを貫き2年連続のランク入りを決めた。


小学6年生の加藤美優、敗れるも健闘光る

福原愛と並び、小学6年生での女子シングルス5回戦進出を成し遂げた加藤美優。

石川に敗れたとはいえ、戦前の予想以上に健闘が光った。

長身を利したバックドライブには伸びがあり、細身の体ながらバランス感覚も良い。

70人を超える報道陣の中でも、堂々とした戦いぶりを見せてくれた。

★加藤の試合後のコメント

「石川さんはすごく強い相手なので1ゲーム取れたことがうれしい。

負けて当然の相手なので緊張しなかった。バックハンドが振れてよかった」

★ベンチに入ったお父さん・功二さんのコメント

「最初に貫禄負けしてしまった感じがしますね。

最初から開き直っていればもう少し出来たのではないか。70点くらいです。

来年からは中学生になるので、ベンチに入るのはこれで最後かもしれないけどいい試合をしてくれてうれしい」


石垣優香 ランク入り

女子シングルスランク決定戦。石垣優香(淑徳大)が野中(日立化成)と対戦。

カット対決となり、ゲーム中盤から促進が適用された。

接戦となり苦しい展開となったが、石垣は最後まで集中力を切らさず我慢のプレーで勝利した。


森薗、4回戦で惜敗

男子シングルス4回戦、森薗(青森山田高)が吉村(野田学園高)に激戦の末に敗れた。

最終ゲーム9-9までもつれたが、最後は吉村のサービスをレシーブでドライブミス。

5回戦のランク決定戦の前に涙をのんだ。


女子シングルス5回戦、ラン決の戦いが終了

女子シングルス5回戦が終了し、ベスト16選手が決定した。

●女子シングルス5回戦

石川(全農) 2、17、ー7、7、6 加藤(TKOクラブ)

中島(早稲田大) 8、6、9、ー5、8 野上(日立化成)

福原(ANA) 8、7、3、11 松本(四天王寺高)

前田(ミキハウスJSC) 4、9、7、ー12、ー7、ー9、5 大庭(淑徳大)

若宮(日本生命) ー4、9、9、7、ー12、7 宋(青森山田高)

平野(ミキハウス) 7、7、8、5 丹羽(青森山田高)

福岡(中国電力) 6、7、6、6 中尾(早稲田大)

石垣(淑徳大) 2、7、11、ー4、10 野中(日立化成)

小野(サンリツ) 7、ー7、9、13、5 石塚(十六銀行)

藤井優(日本生命) 2、6、13、6 北岡(中央大)

田代(日本生命) 2、ー12、11、8、5 鈴木(青森山田高)

森薗(日立化成) ー8、6、6、8、ー6、3 松平(四天王寺高)

山梨(十六銀行) 5、3、9、8 平野(東京富士大)

松澤(淑徳大) 4、7、7、6 土田(中国電力)

藤井寛(日本生命) ー9、7、ー5、4、5、4 池田(東京富士大)

岡本(サンリツ) ー9、9、9、6、ー8、ー6、10 市川(日立化成)


時吉佑一 大逆転勝利

男子シングルス、スーパーシードが登場する4回戦で時吉佑一(時吉スクール)が東(エリートアカデミー)と対戦。

ゲームカウント3―1でリードを奪うも、東が盛り返し3―3とする。

流れを掴んだ東が最終ゲームも主導権を握り10―3でマッチポイントを奪う。

しかし、そこから時吉が7連続得点をあげジュースに持ち込む。

東も一点を返したが、最後は13―11で時吉が大逆転勝利をした。

時吉はこの流れをつないでランク決定戦に挑む。


美宇、ジュニア決勝進出!

平野美宇がジュニア準決勝で前田美優に快勝、決勝進出を決めた。

前陣速攻型の前田のおかぶを奪うような早い攻めと、ラリーの強さ、正確な両ハンドドライブと、平野が持ち味を完全に発揮した。

対する前田はやりづらそうな様子で、本来の思い切りのいい攻撃がやや影を潜めていた。

自らも平成19、20年度(小5、小6時)に一般4回戦まで進出して注目を浴びた前田だが、「若手」の勢いに呑まれる形となった。

平野5、-8、6、8前田

前田「年下だったのですごくやりづらかったです。

練習試合ではずっと勝っていたけど、美宇ちゃんはその時とは全然違って、どんどん向かってきた。

(自分の小学生時代と比べると)比べものにならないくらい強い」


大矢/森薗、決勝へ、混合ダブルス

混合ダブルスも準決勝が終了。記録は以下の通り。

●混合ダブルス準決勝

松平/若宮(青森大・日本生命) ー9、ー7、8、7、2 吉村/石川(野田学園高・全農)

大矢/森薗(東京アート・日立化成) 10、7、5 上田/鈴木(青森大・青森山田高)

決勝は松平/若宮ペアvs大矢/森薗ペアの対決となる。


ジュニア男子シングルス、準決勝が終了

記録は以下の通り

●ジュニア男子シングルス

丹羽(青森山田高) 5、ー5、6、12 村松(エリートアカデミー)

吉田(青森山田高) ー7、10、6、ー6、9 町(青森山田高)

●ジュニア女子シングルス

谷岡(エリートアカデミー/帝京) ー7、5、9、5 松平(四天王寺高)

平野(ミキハウスJSC山梨) 5、ー8、6、8 前田(ミキハウスJSC)


愛、8強へ

女子シングルス6回戦(ベスト8決定)で、福原愛(ANA)が前田美優(ミキハウスJSC)の対戦。

バック表ソフトの異質速攻対決(福原が右利き、前田が左利き)は、福原の貫禄勝ちとなった。

直前の試合、ジュニア準決勝で年下(小学5年)の平野美宇(ミキハウスJSC山梨)に敗れていた前田。

一般の福原との試合では気持ちを切り替え、序盤から思い切りのいい攻撃を見せた。

左右の揺さぶりにもよく動いてついていき、ストレートへのフォアドライブで得点を重ねた。

しかし冷静さを失わなかった福原は、3ゲーム目からサービスなどで前田の攻撃を封じ、最後は余裕をもって勝利を決めた。

前田「ジュニアの敗戦のショックがあったが、試合に入ったら思い切ってやることができた。

(福原は)自分よりずっと強い。

特別やりにくい部分があるわけではないが、特にサービスがわかりにくかった。

ランクに入るのが目標でほっとしているが、もうひとつ勝ちたかったので満足はしていない」


森薗美咲、異質速攻の岡本に完勝

●女子シングルス6回戦

森薗(日立化成) 5、5、7、ー9、5 岡本(サンリツ)

女子シングルスで3位に入った実績を持つ森薗は、初めてランクに入った岡本を完封。

フットワークを生かしたドライブ攻撃とバック連打で、フォア表ソフトの岡本の攻撃にも動じることなく対応。

6回戦で最も早く試合を終わらせた。


石垣優香 ベスト8入り!

女子シングルス8決定戦。石垣優香(淑徳大)は前年度準優勝の藤井寛子(日本生命)と対戦した。

3―2で石垣がリードを奪い、第6ゲーム目。ジュースにもつれこみ、要所でサービスエースを取った石垣がこのまま勝利するかと思ったが、

藤井は崩れない精神力でそのゲームを奪い、勝負は最終ゲームへ。

最終ゲームは石垣が5―2リードでチェンジコート。

しかし藤井がそこから何とか追いつき7―7、勝負はわからなくなった。

しかしそこで石垣が2点を奪い一歩先へ出た。

この2点差がそのまま勝敗を分け、11―8で勝利、ベスト8入りを決めた。

「目標は藤井さんに勝つことでした。そのためにビデオを見て研究しました。

打つコースがわかっていたのでうまく対応できたと思います。

とにかく藤井さんに勝ててうれしいです。

第3ゲームをとったことが大きかった。

もし1―2だったらこの試合は苦しかったと思います。

フォアハンドはコースとカーブドライブを混ぜタイミングを崩すことができました。 
調子は悪かったが、やっているうちに調子が上がってきて勝つことができました。みんなに喜んでもられてうれしいです」

と石垣のコメント。


大激戦! 田代早紀、全日学女王の松澤を破る!

●女子シングルス6回戦

田代(日本生命) ー6、7、10、ー3、17、ー9、12 松澤(淑徳大)

若手で売り出し中のシェークドライブ型の対決、田代早紀と松澤茉里奈の対戦は、

ゲームオールジュースのきわどい競り合いを田代が制し、ベスト8へ勝ち進んだ。

最終ゲーム、田代が8−4とリードしたところから、松澤が9−9まで追いつき、先にマッチポイントを握ったが、

田代のステディなプレーは最後まで崩れず、14−12で勝利。両者、持てる力を出し尽くした素晴らしいゲームだった。

田代は明日の準々決勝で森薗美咲と対戦する。

両ハンド攻撃の田代と快速フットワークの森薗、見応えある試合になりそうだ。


女子ジュニア優勝は谷岡あゆか!

●女子ジュニア決勝

谷岡(エリートアカデミー/帝京) 7、5、5 平野(ミキハウスJSC山梨)

高校2年生の谷岡あゆかと、小学5年生の平野美宇の対戦は、ジュニアは最後の出場となる谷岡が意地を見せ、初優勝。

攻撃型の強豪を次々と沈めてきた平野の速攻も、カットの壁を破ることはできなかった。

それでもジュニア準優勝は素晴らしい成績だ。


混合ダブルス 松平・若宮が優勝!

混合ダブルス決勝戦。

優勝候補の石川・吉村を破って勢いにのる松平・若宮(青森大・日本生命)と準決勝をストレートで勝利し好調の大矢・森薗(東京アート・日立化成)が対戦。
 
前半は大矢の豪打と森薗のパワードライブがかみ合い大矢・森薗が2―0とリードを奪う。

第3ゲームも接戦となったが、松平・若宮が少しずつ流れを引き寄せ2―2とした。

最終ゲームは両者一歩も譲らない展開となったが、最後まで強気で戦い抜いた松平・若宮に軍配。

うれしい初優勝となった。


ジュニア男子優勝は丹羽孝希。3連覇を達成!

●ジュニア男子シングルス決勝
丹羽孝希(青森山田高) ー9、6、5、ー7、5 吉田雅己(青森山田高)

吉田との同士討ちを制した丹羽が、男子では史上初となる3連覇を達成した。

最終ゲームまで持ち込まれ、さらに出足の2−1の場面で、回り込みドライブを台にぶつけ、スペアラケットへの交換を余儀なくされた。

2連覇した過去2大会と比べても、最も苦しい場面だったはずだが、

「本当は動揺したけど、顔には出さなかった。

相手のミスを誘う作戦に切り替えようと思った」と試合後にコメント。

戦術面においても非凡なセンスを見せつけた。


平野美宇 ジュニア準優勝

ジュニア女子で平野美宇(ミキハウスJSC山梨)が中学生、高校生を撃破して決勝に進出した。

緊張感が漂う決勝戦は、カットの谷岡あゆか(エリートアカデミー)と対戦。

谷岡の良く切れたカットと時折混ぜる攻撃に苦戦を強いられた平野は惜しくもストレートで敗れた。

試合後の記者会見で「準優勝できるとは思ってなかったので、うれしい気持ちはありますが、やっぱり悔しい気持ちもあります。

来年は絶対優勝したいです!」 とコメント。

小学生のジュニア決勝進出は福原愛以来となる。
掲載日時:2012.01.21 10:55:46 [この記事のURL]

(nittaku)いよいよ大会も佳境。第5日目のタイムテーブル

2012年01月21日

女子シングルスでチャンピオンが決定する大会第5日目。

本日のタイムテーブルはこちら!

★1月21日のタイムテーブル
10:00〜 女子シングルス準々決勝/男子ダブルス準々決勝
11:00〜 男子シングルス5回戦(ランク決定戦)
11:30〜 女子ダブルス5回戦(ベスト8決定戦)
12:30〜 女子シングルス準決勝/男子ダブルス準決勝
13:30〜 男子ダブルス決勝
14:30〜 女子シングルス決勝
16:00〜 男子シングルス6回戦(ベスト8決定戦)

★女子シングルス準々決勝の対戦カード
石川(全農) vs. 藤井(日本生命)
田代(日本生命) vs. 森薗(日立化成)
福原(ANA) vs. 若宮(日本生命)
平野(ミキハウス) vs. 石垣(淑徳大)

2連覇を狙う石川佳純は、藤井姉妹の妹・優子との対戦。

ラリー戦になると粘り強い藤井が相手だけに、サービス・レシーブで確実にアドバンテージを握りたい。

昨日絶好調なプレーを見せた石垣と、粘りのカット打ちを見せる平野の対戦も楽しみだ。
掲載日時:2012.01.21 09:51:02 [この記事のURL]

(nittaku)今日は3種目でチャンピオンが決定! 大会第4日目の見どころ

2012年01月20日

★1月20日のタイムテーブル

10:00〜 男子シングルス3回戦/女子ダブルス3回戦

11:15〜 男子ダブルス4回戦

11:15〜 女子シングルス5回戦(ランク決定戦)

12:00〜 男子シングルス4回戦(スーパーシード初戦)

13:00〜 女子ダブルス4回戦

14:15〜 ジュニア男子・女子準決勝/混合ダブルス準決勝

15:00〜 男子ダブルス5回戦/女子シングルス6回戦

16:15〜 ジュニア男女決勝/混合ダブルス決勝

1月20日、東京は今年初めての本格的な雪。

交通に大きな影響は出ないようで何よりです。

今日は11時から女子シングルスでランク決定戦(5回戦)が行われる。

また、14時15分からジュニア男女準決勝、混合ダブルス準決勝が行われ、決勝まで進行する。

各種目の準決勝の対戦カードはこちら。

★男子ジュニア準決勝

丹羽(青森山田高) vs. 村松(エリートアカデミー)

町(青森山田高) vs. 吉田(青森山田高)

★女子ジュニア準決勝

谷岡(エリートアカデミー/帝京) vs. 松平(四天王寺高)

平野(ミキハウスJSC山梨) vs. 前田(ミキハウスJSC)

★混合ダブルス準決勝

吉村/石川(野田学園高/全農) vs. 松平賢/若宮(青森大/日本生命)

大矢/森薗(東京アート/日立化成) vs. 上田/鈴木(青森大/青森山田高)
掲載日時:2012.01.20 10:54:41 [この記事のURL]

(nittaku)全日本大会速報(1/19)

2012年01月20日

美誠、インハイチャンプを破る!

ジュニア女子で5回戦に進出した伊藤美誠が、またもや金星を挙げた。

インターハイチャンピオンの鈴木李茄に対し、完全に自分のペースで試合を進めての快勝。

試合後、観客と多くの報道陣からどよめきがあがった。

バック対バックのピッチの早いラリーで主導権を握り、フォアの強打につなげた。

鈴木は時折、持ち味のダイナミックな両ハンドドライブを見せたものの、サービス、レシーブで

先手を取る場面が少なく、自分から攻撃に持ち込めなかった。

これで伊藤は鈴木に対し、選考会などで4戦全勝。

鈴木は苦手意識を持っていたのかも知れない。

また、同じく5回戦で平野美宇(ミキハウスJSC山梨)が藤原(土佐女子高)に接戦の末勝利。

注目の小学生2人の快進撃はどこまで続くのだろう。

●ジュニア女子5回戦
伊藤美誠(豊田町卓球スポーツ少年団) 10、-5、7、8 鈴木李茄(青森山田高)


ジュニア女子シングルス、ベスト8の顔ぶれ

ジュニア女子シングルスは5回戦がすべて終了し、ベスト8が決定した。

●ジュニア女子シングルス5回戦

谷岡(エリートアカデミー/帝京) ー10、ー14、5、7、0 永尾(横浜隼人高)

伊藤(豊田町スポ小) 10、ー5、7、8 鈴木(青森山田高)

松平(四天王寺高) 6、7、7 佐藤(就実高)

高橋(岩国商業高) 13、5、9 荒木(富田高)

平野(ミキハウスJSC山梨) 5、ー8、5、ー9、11 藤原(土佐女子高)

成本(四天王寺高) 6、1、5 小室(真岡女子高)

前田(ミキハウスJSC) ー3、7、6、8 森(青森山田中)

佐藤(尾札部中) 8、6、10 森田(エリートアカデミー)


男子シングルス最年長・西村、善戦するも及ばず

男女シングルスを通じて最年長の39歳、西村雅裕(FEVER)が男子シングルス1回戦に登場。

元全日本ランカーの高木和健一に対し、第1ゲームはラブゲームで落とし、さすがに実力差は大きいかと思われたが、カーブドライブとループドライブを交える巧みな試合運びと、フラットに打つバック強打で第2ゲームを取り返し、善戦した。

39歳で最年長というのも意外な気がするが、それだけ全日本は若返っているということだろう。


ジュニア男子シングルス、ベスト8が決定

ジュニア男子シングルスはベスト8が決定した。記録は以下の通り

●ジュニア男子シングルス5回戦

丹羽(青森山田高) 5、-11、6、5 後藤(尚志学園高)

東(エリートアカデミー/帝京) -10、-10、5、7、9 及川(青森山田中)

森薗(青森山田高) -5、3、-6、6、5 藤村(愛工大名電高)

村松(エリートアカデミー) -9、5、10、-8、4 有延(野田学園高)

町(青森山田高) -2、7、4、4 堀(明徳義塾高)

酒井(エリートアカデミー) 8、7、7 阿部(湘南工大附属高)

田添(希望が丘高) -8、-10、11、4、9 大塚(エリートアカデミー/帝京)

吉田(青森山田高) 8、-8、8、6 吉村(野田学園中)

 
伊藤美誠、女子シングルス2回戦も完勝!

●女子シングルス2回戦
伊藤(豊田町卓球スポーツ少年団) 7、8、5 桑村(桜丘高)

ジュニア女子でのベスト8入りに続き、一般シングルスでも伊藤美誠が勝ち進んだ。

相手に威力あるバックドライブを決められても、決して慌てることなく、集中力の高いプレーを見せた伊藤。

第2ゲームはラブオールから、強烈なフォアスマッシュをフォアクロスに決め、10-8ではレシーブからバックハンドで打ち抜いた。

胸のすくような強打が要所で決まった。

フォアに大きく飛ばされても、曲がって沈むような球質のループドライブで時間を稼ぎ、体勢を立て直すなど、

体格面の不利をカバーする工夫も随所に見られる。

技術面の成長以上に、精神面の成長を感じさせ、15時半スタートの女子シングルス3回戦もますます楽しみだ。


西沢美佳、前陣攻守が冴えて一般3回戦へ

●女子シングルス2回戦
西沢(ニッタク&チームワッキー) 3−0 荻原(JR北海道)

元全日学チャンピオンの西沢美佳が、JR北海道で活躍する荻原との両ハンドのラリー戦を制した。

西沢の打球点の早いバックハンドが、何本も荻原のフォアを抜いた。

フォア表ソフトで台上からたたき込むフォア強打も相変わらずの決定率。

女子選手の中では珍しいスタイルだけに、どの選手も対応に苦慮している。

まだまだ暴れそうだ。


小6出雲、一般で2勝目

男子シングルス最年少出場の出雲(少学6年、12歳4ヶ月)。

既に1回戦で勝利し、男子最年少勝利の記録を打ち立てていたが、2回戦でも大学生の後藤相手にフルゲームの末に勝利した。

ボールのパワーでは圧倒的に不利な出雲だが、バックドライブレシーブなどで先手を取り、

両サイドやミドルを正確に突くコース取りの巧みさで、接戦をものにした。

ゲームをリードされても崩れないメンタルの強さも見せた。

出雲「今日は2回勝てて良かった。この大会に出場することが決まって、勝てば最年少勝利のことは知っていたけど、試合に集中していた。明日は1回でも多く勝ちたい」

●男子シングルス2回戦
出雲卓斗(鳥屋クラブジュニア)7,-7,-7,5,4後藤功貴(日本大)


ジュニア男女はベスト4が出揃う

●男子ジュニア準々決勝
丹羽(青森山田高) 4、10、6 東(エリートアカデミー/帝京)

村松(エリートアカデミー) 8、7、4 森薗(青森山田高)

町(青森山田高) 5、10、6 酒井(エリートアカデミー)

吉田(青森山田高) 9、−9、4、−9、5 田添(希望が丘高)

●女子ジュニア準々決勝
谷岡(エリートアカデミー/帝京) 7、3、-4、7 伊藤(豊田町スポ小) 

松平(四天王寺高) 6、8、-6、7 高橋(岩国商業高) 

平野(ミキハウスJSC山梨) 9、8、7 成本(四天王寺高)

前田(ミキハウスJSC) 7、3、4 佐藤(尾札部中)

男子はベスト4に青森山田が3人、エリートアカデミーが1人となった。

唯一フルセットの試合となった吉田vs田添戦は、4ゲーム目に田添が大逆転勝利し、流れを引き寄せたかに見えたが、最後は吉田が粘り勝ち。

女子は平野がベスト4に進出。

1日に何試合もこなしているのに、疲れを全く見せない試合を見せつけた。

伊藤は谷岡の厚い壁に阻まれ、準決勝進出はならなかった。


伊藤美誠 3回戦敗退

大会3日目はジュニア準々決勝と女子シングルス3、4回戦が行われている。

ジュニアと一般で勝ち進んでいる伊藤はハードな試合スケジュールとなる。

ジュニア準々決勝で敗れたものの、気持ちを切り替えて臨んだ一般シングルス3回戦。

全日本学生選抜3位の池田好美(東京富士大)と対戦した。

池田もピッチの早いバックハンドを得意とするが、伊藤も負けじとバックハンドで対抗多彩なサービスでも池田を苦しめ、勝負は最終ゲームへもつれこんだ。

最終ゲーム6―2でリードを奪った伊藤だったが、そこから池田が連続得点をあげ6―6へ。

しかし池田が強気の攻めで10―7でマッチポイントを奪う。

諦めないプレーで1点を返した伊藤だったが、最後は気迫で押し切った池田が11―8で勝利した。


混合ダブルス、ベスト4が決定

●混合ダブルス準々決勝
吉村・石川(野田学園高・全農) 4、−11、7、7 久住・鈴木(専修大・札幌大谷高)

松平・若宮(青森大・日本生命) 4、7、6 尾留川・土田(明徳義塾高)

大矢・森薗(東京アート・日立化成) 7、9、9 藤本・平野(近畿大・ミキハウス)

上田・鈴木(青森大・青森山田高) 6、−8、−7、9、7 吉田・小西(OVERLIGHT)

混合ダブルスは準々決勝が終了し、ベスト4が決定した。

吉田・小西ペアは今年はベスト4入りを狙うも、上田・鈴木ペアの粘り勝ち。

また平野・藤本ペアは大矢・森薗の気迫に最後までペースが掴めず、ストレート負けを喫した。


浜本 4回戦敗退

女子シングルス4回戦。浜本由惟(エリートアカデミー)がスーパーシードの山梨(十六銀行)と対戦。

激しいラリー戦となり、随所で力強いスマッシュを見せた浜本だったが、山梨のピッチの早さとパワードライブにペースを乱し。

惜しくも4回戦敗退となった。


田代早紀 初戦突破

スーパーシードの田代早紀(日本生命)が自身の初戦となる4回戦を突破した。

勢いのある明神(土佐女子高)との対戦となったが、競った場面でも得意のラリーに持ち込み得点を重ねた。

また、バックハンドの安定感に加え、パワーの増したフォアハンドを随所に見せた。

男子ダブルス 町・森薗が3回戦突破

男子ダブルス3回戦。町・森薗(青森山田)が手塚・鈴木(日本体育大・駒沢大)と対戦。

コンビネーションがかみ合い、町。

森薗組がストレートで勝利し、4回戦進出を決めた。


女子シングルス4回戦 石垣対西沢

シングルス4回戦、スーパーシードの石垣(淑徳大)と西沢(ニッタク&チームワッキー)が対戦。

石垣は変化カットと攻撃を混ぜ試合を進める。

一方西沢は強弱をつけたドライブとツッツキ、コース取りで対抗する。

1―1になった第3ゲームは西沢は序盤リードして、流れを掴んだかと思ったが、石垣が我慢のプレーで徐々に追いつき、そのゲームを奪う。

最後までお互いが力を出し切ったが、石垣が勝利しランク決定戦に駒を進めた。


藤本・井上組が4回戦進出

男子ダブルス3回戦。藤本・井上(近畿大)が阿部・森下(リコー)と対戦。

激しいラリーの応酬となったが、藤本・井上がフルゲームの末に勝利、4回戦進出を決めた。


女子シングルス4回戦の主な結果。石川佳純はストレート勝ちで発進

●女子シングルス4回戦

石川(全農) 7、2、10、6 小室(新星クラブ)

加藤(TKOクラブ) 8、-3、2、10、8 伊積(東京富士大)

藤井優(日本生命) 10、6、-3、6、-10、-8、6 山本(青森山田高)

岡本(サンリツ) 9、9、-12、7、-2、7 小西(OVER LIGHT)

福原(ANA) -9、5、5、4、11 三宅(就実高)

大庭(淑徳大) 5、5、8、7 谷岡(エリートアカデミー/帝京)

平野(ミキハウス) 6、5、-8、4、7 重本(野田学園クラブ)

丹羽(青森山田高) -9、5、-8、2、7、7 阿部(サンリツ)

藤井(日本生命) 4、4、4、4 森(えひめTTC)

スーパーシードの初戦となる女子シングルス4回戦が終わり、世界選手権ドルトムント大会代表組の石川、福原、平野、藤井らが順当に勝ち上がった。

ストレート勝ちで2連覇へのスタートを切った石川佳純は、試合後の会見でこう語った

「今日はフォアハンドの調子が思った以上に良かったと思う。

中国での合宿でゲーム練習をたくさんやって、挽回された場面での戦い方とか、今まで以上に頭を使って練習してきた。

その成果が追い上げられた時に出せたと思う」。

明日のランク決定戦は、小学6年生で5回戦に勝ち上がる快挙を成し遂げた加藤(TKOクラブ)と対戦する。
掲載日時:2012.01.20 10:52:02 [この記事のURL]



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