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(nittaku)全日本大会速報(1/20)

2012年01月21日

森薗、3回戦で三田村を退ける

森薗が男子シングルス3回戦で、一回り上の年齢の三田村と対決した。

三田村は6年連続ベスト8の実績を持ち、現在は第一線を退いたものの、今年度はマスターズの部30代、全日本ラージでチャンピオンに輝いている。

新旧対決で好ラリーが期待されたが、ふたを開けてみれば森薗が完勝。

サービスがよく効き、三田村のボールを狙い撃ちした。三田村としては森薗にミスが出た2ゲーム目を取りたいところだった。

打球点を落としてフォアでドライブするかつての日本のスタイルと、早い打球点で両ハンドカウンターを狙う現在のスタイルの差が如実に表れた試合となった。

●男子シングルス3回戦
森薗政崇(青森山田高)1,11,3三田村宗明(卓楓会)


女子ダブルス石川・森田ペア、3回戦敗退

女子ダブルス3回戦に登場した森田彩音・石川梨良ペア(エリートアカデミー)は、北海道の岡れいさ・猪谷真由ペア(東京富士大・駒大苫小牧高)に敗れた。

森田・石川ペアはサービスから積極的に先手を取ろうとするも、相手ペアに一方的に攻められる展開に。

来年こそは4回戦進出を果たしてほしいところだ。


石川ベスト16入り、女子シングルス5回戦

女子シングルス5回戦で石川が小6の加藤(TKOクラブ)を下し、順当にベスト16入りを決めた。

石川はかたさが見られる加藤から1ゲーム目を2点で奪う。

しかし、2ゲーム目以降、緊張が取れたのか加藤のバックハンドが入りだす。

2ゲーム目は19-17、3ゲームは加藤が取り、2-1となる。

しかし、小学生・加藤の反撃はここまで。

石川が4-1で勝利し、6回戦進出を決めた。

●女子シングルス5回戦
石川(全農)2、17、-7、7、6 加藤(TKOクラブ) 

男子ダブルス5回戦進出ペアが決定

男子ダブルス4回戦がすべて終了。

高校生や大学生が社会人トップレベルのペアを次々と撃破した。

連覇を狙う丹羽・松平ペアは1ゲームを落としたが、流れに乗ると二人の攻撃は止まらなかった。

丹羽・松平ペアは5回戦で柴田・高橋ペア(愛知工業大)と対戦する。

●男子ダブルス4回戦

吉村/有延(野田学園高) ー7、7、ー7、9、5 下山・横山(協和発酵キリン)

森田/軽部(シチズン) 7、7、ー8、6 英田/稲熊(朝日大)

藤村/大坂(愛工大名電高) 5、ー10、10、8 森田/沼田(住友金属物流)

共田/加藤(愛工大名電高) ー3、7、8、10 平野/神(明治大)

桑原/瀬山(リコー) ー8、4、8、ー8、8 森本/北村(愛知工業大)

桑田/横山(明治大) 6、ー4、9、9 町/森薗(青森山田高)

高木和/大矢(東京アート) ー8、5、7、7 和田/青木(愛知工業大)

松平/丹羽(早稲田大・青森山田高) ー7、9、3、2 齋藤/小坂(遊学館高)

韓/張(東京アート) 7、7、ー2、10 田中/石田(シチズン・ミズノ)

松平/上田(青森大) 9、6、7 橋本/藤木(中央大)

水谷/岸川(明治大・スヴェンソン) 3、5、4 尾留川/堀(明徳義塾高)

木方/田勢(協和発酵キリン) 8、7、ー4、ー8、11 松崎/平野(野田学園高・野田学

 
田代早紀 ベスト16入り

女子シングルスランク決定戦。昨年もベスト16入りをしている田代早紀(日本生命)はインターハイチャンピオンの鈴木李茄(青森山田)と対戦。

鈴木のバックハンドカウンターに苦しめられたが、落ち着いたプレーを貫き2年連続のランク入りを決めた。


小学6年生の加藤美優、敗れるも健闘光る

福原愛と並び、小学6年生での女子シングルス5回戦進出を成し遂げた加藤美優。

石川に敗れたとはいえ、戦前の予想以上に健闘が光った。

長身を利したバックドライブには伸びがあり、細身の体ながらバランス感覚も良い。

70人を超える報道陣の中でも、堂々とした戦いぶりを見せてくれた。

★加藤の試合後のコメント

「石川さんはすごく強い相手なので1ゲーム取れたことがうれしい。

負けて当然の相手なので緊張しなかった。バックハンドが振れてよかった」

★ベンチに入ったお父さん・功二さんのコメント

「最初に貫禄負けしてしまった感じがしますね。

最初から開き直っていればもう少し出来たのではないか。70点くらいです。

来年からは中学生になるので、ベンチに入るのはこれで最後かもしれないけどいい試合をしてくれてうれしい」


石垣優香 ランク入り

女子シングルスランク決定戦。石垣優香(淑徳大)が野中(日立化成)と対戦。

カット対決となり、ゲーム中盤から促進が適用された。

接戦となり苦しい展開となったが、石垣は最後まで集中力を切らさず我慢のプレーで勝利した。


森薗、4回戦で惜敗

男子シングルス4回戦、森薗(青森山田高)が吉村(野田学園高)に激戦の末に敗れた。

最終ゲーム9-9までもつれたが、最後は吉村のサービスをレシーブでドライブミス。

5回戦のランク決定戦の前に涙をのんだ。


女子シングルス5回戦、ラン決の戦いが終了

女子シングルス5回戦が終了し、ベスト16選手が決定した。

●女子シングルス5回戦

石川(全農) 2、17、ー7、7、6 加藤(TKOクラブ)

中島(早稲田大) 8、6、9、ー5、8 野上(日立化成)

福原(ANA) 8、7、3、11 松本(四天王寺高)

前田(ミキハウスJSC) 4、9、7、ー12、ー7、ー9、5 大庭(淑徳大)

若宮(日本生命) ー4、9、9、7、ー12、7 宋(青森山田高)

平野(ミキハウス) 7、7、8、5 丹羽(青森山田高)

福岡(中国電力) 6、7、6、6 中尾(早稲田大)

石垣(淑徳大) 2、7、11、ー4、10 野中(日立化成)

小野(サンリツ) 7、ー7、9、13、5 石塚(十六銀行)

藤井優(日本生命) 2、6、13、6 北岡(中央大)

田代(日本生命) 2、ー12、11、8、5 鈴木(青森山田高)

森薗(日立化成) ー8、6、6、8、ー6、3 松平(四天王寺高)

山梨(十六銀行) 5、3、9、8 平野(東京富士大)

松澤(淑徳大) 4、7、7、6 土田(中国電力)

藤井寛(日本生命) ー9、7、ー5、4、5、4 池田(東京富士大)

岡本(サンリツ) ー9、9、9、6、ー8、ー6、10 市川(日立化成)


時吉佑一 大逆転勝利

男子シングルス、スーパーシードが登場する4回戦で時吉佑一(時吉スクール)が東(エリートアカデミー)と対戦。

ゲームカウント3―1でリードを奪うも、東が盛り返し3―3とする。

流れを掴んだ東が最終ゲームも主導権を握り10―3でマッチポイントを奪う。

しかし、そこから時吉が7連続得点をあげジュースに持ち込む。

東も一点を返したが、最後は13―11で時吉が大逆転勝利をした。

時吉はこの流れをつないでランク決定戦に挑む。


美宇、ジュニア決勝進出!

平野美宇がジュニア準決勝で前田美優に快勝、決勝進出を決めた。

前陣速攻型の前田のおかぶを奪うような早い攻めと、ラリーの強さ、正確な両ハンドドライブと、平野が持ち味を完全に発揮した。

対する前田はやりづらそうな様子で、本来の思い切りのいい攻撃がやや影を潜めていた。

自らも平成19、20年度(小5、小6時)に一般4回戦まで進出して注目を浴びた前田だが、「若手」の勢いに呑まれる形となった。

平野5、-8、6、8前田

前田「年下だったのですごくやりづらかったです。

練習試合ではずっと勝っていたけど、美宇ちゃんはその時とは全然違って、どんどん向かってきた。

(自分の小学生時代と比べると)比べものにならないくらい強い」


大矢/森薗、決勝へ、混合ダブルス

混合ダブルスも準決勝が終了。記録は以下の通り。

●混合ダブルス準決勝

松平/若宮(青森大・日本生命) ー9、ー7、8、7、2 吉村/石川(野田学園高・全農)

大矢/森薗(東京アート・日立化成) 10、7、5 上田/鈴木(青森大・青森山田高)

決勝は松平/若宮ペアvs大矢/森薗ペアの対決となる。


ジュニア男子シングルス、準決勝が終了

記録は以下の通り

●ジュニア男子シングルス

丹羽(青森山田高) 5、ー5、6、12 村松(エリートアカデミー)

吉田(青森山田高) ー7、10、6、ー6、9 町(青森山田高)

●ジュニア女子シングルス

谷岡(エリートアカデミー/帝京) ー7、5、9、5 松平(四天王寺高)

平野(ミキハウスJSC山梨) 5、ー8、6、8 前田(ミキハウスJSC)


愛、8強へ

女子シングルス6回戦(ベスト8決定)で、福原愛(ANA)が前田美優(ミキハウスJSC)の対戦。

バック表ソフトの異質速攻対決(福原が右利き、前田が左利き)は、福原の貫禄勝ちとなった。

直前の試合、ジュニア準決勝で年下(小学5年)の平野美宇(ミキハウスJSC山梨)に敗れていた前田。

一般の福原との試合では気持ちを切り替え、序盤から思い切りのいい攻撃を見せた。

左右の揺さぶりにもよく動いてついていき、ストレートへのフォアドライブで得点を重ねた。

しかし冷静さを失わなかった福原は、3ゲーム目からサービスなどで前田の攻撃を封じ、最後は余裕をもって勝利を決めた。

前田「ジュニアの敗戦のショックがあったが、試合に入ったら思い切ってやることができた。

(福原は)自分よりずっと強い。

特別やりにくい部分があるわけではないが、特にサービスがわかりにくかった。

ランクに入るのが目標でほっとしているが、もうひとつ勝ちたかったので満足はしていない」


森薗美咲、異質速攻の岡本に完勝

●女子シングルス6回戦

森薗(日立化成) 5、5、7、ー9、5 岡本(サンリツ)

女子シングルスで3位に入った実績を持つ森薗は、初めてランクに入った岡本を完封。

フットワークを生かしたドライブ攻撃とバック連打で、フォア表ソフトの岡本の攻撃にも動じることなく対応。

6回戦で最も早く試合を終わらせた。


石垣優香 ベスト8入り!

女子シングルス8決定戦。石垣優香(淑徳大)は前年度準優勝の藤井寛子(日本生命)と対戦した。

3―2で石垣がリードを奪い、第6ゲーム目。ジュースにもつれこみ、要所でサービスエースを取った石垣がこのまま勝利するかと思ったが、

藤井は崩れない精神力でそのゲームを奪い、勝負は最終ゲームへ。

最終ゲームは石垣が5―2リードでチェンジコート。

しかし藤井がそこから何とか追いつき7―7、勝負はわからなくなった。

しかしそこで石垣が2点を奪い一歩先へ出た。

この2点差がそのまま勝敗を分け、11―8で勝利、ベスト8入りを決めた。

「目標は藤井さんに勝つことでした。そのためにビデオを見て研究しました。

打つコースがわかっていたのでうまく対応できたと思います。

とにかく藤井さんに勝ててうれしいです。

第3ゲームをとったことが大きかった。

もし1―2だったらこの試合は苦しかったと思います。

フォアハンドはコースとカーブドライブを混ぜタイミングを崩すことができました。 
調子は悪かったが、やっているうちに調子が上がってきて勝つことができました。みんなに喜んでもられてうれしいです」

と石垣のコメント。


大激戦! 田代早紀、全日学女王の松澤を破る!

●女子シングルス6回戦

田代(日本生命) ー6、7、10、ー3、17、ー9、12 松澤(淑徳大)

若手で売り出し中のシェークドライブ型の対決、田代早紀と松澤茉里奈の対戦は、

ゲームオールジュースのきわどい競り合いを田代が制し、ベスト8へ勝ち進んだ。

最終ゲーム、田代が8−4とリードしたところから、松澤が9−9まで追いつき、先にマッチポイントを握ったが、

田代のステディなプレーは最後まで崩れず、14−12で勝利。両者、持てる力を出し尽くした素晴らしいゲームだった。

田代は明日の準々決勝で森薗美咲と対戦する。

両ハンド攻撃の田代と快速フットワークの森薗、見応えある試合になりそうだ。


女子ジュニア優勝は谷岡あゆか!

●女子ジュニア決勝

谷岡(エリートアカデミー/帝京) 7、5、5 平野(ミキハウスJSC山梨)

高校2年生の谷岡あゆかと、小学5年生の平野美宇の対戦は、ジュニアは最後の出場となる谷岡が意地を見せ、初優勝。

攻撃型の強豪を次々と沈めてきた平野の速攻も、カットの壁を破ることはできなかった。

それでもジュニア準優勝は素晴らしい成績だ。


混合ダブルス 松平・若宮が優勝!

混合ダブルス決勝戦。

優勝候補の石川・吉村を破って勢いにのる松平・若宮(青森大・日本生命)と準決勝をストレートで勝利し好調の大矢・森薗(東京アート・日立化成)が対戦。
 
前半は大矢の豪打と森薗のパワードライブがかみ合い大矢・森薗が2―0とリードを奪う。

第3ゲームも接戦となったが、松平・若宮が少しずつ流れを引き寄せ2―2とした。

最終ゲームは両者一歩も譲らない展開となったが、最後まで強気で戦い抜いた松平・若宮に軍配。

うれしい初優勝となった。


ジュニア男子優勝は丹羽孝希。3連覇を達成!

●ジュニア男子シングルス決勝
丹羽孝希(青森山田高) ー9、6、5、ー7、5 吉田雅己(青森山田高)

吉田との同士討ちを制した丹羽が、男子では史上初となる3連覇を達成した。

最終ゲームまで持ち込まれ、さらに出足の2−1の場面で、回り込みドライブを台にぶつけ、スペアラケットへの交換を余儀なくされた。

2連覇した過去2大会と比べても、最も苦しい場面だったはずだが、

「本当は動揺したけど、顔には出さなかった。

相手のミスを誘う作戦に切り替えようと思った」と試合後にコメント。

戦術面においても非凡なセンスを見せつけた。


平野美宇 ジュニア準優勝

ジュニア女子で平野美宇(ミキハウスJSC山梨)が中学生、高校生を撃破して決勝に進出した。

緊張感が漂う決勝戦は、カットの谷岡あゆか(エリートアカデミー)と対戦。

谷岡の良く切れたカットと時折混ぜる攻撃に苦戦を強いられた平野は惜しくもストレートで敗れた。

試合後の記者会見で「準優勝できるとは思ってなかったので、うれしい気持ちはありますが、やっぱり悔しい気持ちもあります。

来年は絶対優勝したいです!」 とコメント。

小学生のジュニア決勝進出は福原愛以来となる。
掲載日時:2012.01.21 10:55:46
この記事のURL:http://kanto-sttf.jp/news/takkyu-news.php?mode=entry&entry=23898



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