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日卓協、新ラケット検査を提案

2013年05月16日

5月13日にフランス・パリで開幕した世界卓球選手権大会の開催期間中に、国際卓球連盟(ITTF)の理事会で、公益財団法人日本卓球協会(JTTA)が提案した新ラケット検査方法の導入が検討される。

ラケットとラバーの接着剤に、打球時の威力を高める効果のある有機溶剤を使用することは、選手の健康と環境への悪影響があるため使用が禁止されるようになった。
しかし国際大会では、検査では検出されにくい規定外の補助剤を、不正に使用していると思われる例が見られる。
日本代表のエース水谷隼選手が、違反の横行に抗議するため、ロンドン五輪後の約半年に渡って国際大会への出場を見合わせたことは、記憶に新しい。

JTTAは、従来のラバーの厚さを測定する方法に加え、ラバーの反発力に上限を設け違反値が出たら処分の対象にすることと、国際大会で準々決勝以上に進出した選手を検査対象にすることを提案する。

日本の提案に対し他国からの反発も見られ、新検査方法が導入されるかは不透明だが、ITTFの木村興治副会長は、「新検査方法は、不正に対する一定の抑止力になる。 国際オリンピック委員会(IOC)も不正に対し厳しくなっており、用具のドーピングともいえる現状を黙認すれば、卓球がオリンピックの正式種目から除外されかねない。」と訴えていた。

卓球競技が、国際社会にフェアなスポーツとして発展拡大していくことを願って止まない。
掲載日時:2013.05.16 06:00:00
この記事のURL:http://kanto-sttf.jp/news/takkyu-news.php?mode=entry&entry=31018



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