愛媛県伊予市卓球界ホープ、徳田君
2013年01月02日
愛媛県伊予市の「つばさ卓球センター」に、郡中小学校2年徳田幹太君(8)が、母明子さん(35)による1分間約70球の球出しに必死で食らいつく。
幹太君は2012年7月全日本選手権バンビの部男子(小学2年以下)で、出場選手約200人の頂点に立った期待のホープだ。
将来の五輪優勝という「でかい夢」を抱き、練習に励んでいる。
幹太君は身長125センチ、体重18キロと小柄で、一見普通の小学生。ただ、ラケットを握ると表情が一変する。小さな体を逆手に取った「しゃがみこみサーブ」や、優れたボールタッチが生み出す多様なスピンを武器に、中学生や大人相手にも一歩も引かない。
小学1年で全日本選手権に出場する。予選は通過したが、1学年上の福島県の選手に3−1で敗れた。「悔しかった」。今でも試合を詳細に覚えている。今回は2ゲーム以上奪われることなく優勝したが、意識は年長のライバルたちに向いていた。