日中を結んだピンポンの力
2012年12月18日
日中国交正常化40周年を記念した講演会・座談会「日中を結んだピンポンの力」(NPO岡山市日中友好協会主催)が15日、北区であった。卓球の元世界王者、栗本(旧姓・松崎)キミ代さんと徳永(旧姓・深津)尚子さんが、国交回復となった交流の一端を語った。
栗本さんは1961年、世界選手権北京大会での思い出を披露。反日ムードにあふれる会場だったが、ほほえみを絶やさないプレーや相手への敬意を忘れないマナーで、最後には拍手がわき起こった。歓送会で周恩来首相が国交回復に向けた日本政府首脳へのメッセージをスピーチをしたことや、50年ものの貴重な酒を贈られたエピソードなども紹介した。栗本さんは今年の反日暴動について「中国人の知人は恥じている。冷静な対応が必要だと思う」と話した。(毎日新聞より)