1村上女子日本代表監督談その1(日経新聞より)
2012年10月29日
村上は五輪のメダル争いは韓国、シンガポールと考えた。準決勝の相手がシンガポールに決まると、当初予定どうり福原・石川で戦うと伝えると、石川が「平野さんと組んだ方が勝つチャンスがあると思うんですへど・・・」と言った。
他の二人に意見を聞くと、平野は「自信がない」福原も「わからない」と答えた。
この試合前夜の苦慮こそ「五輪で最大のヤマ場」といえた。
シングルスにはフェンが出てくる。バーで3時間考えた。
シングル2試合勝てるのは福原、ダブルスは「選手が進言してくれたのは大きい、裏をかけるかもしれない」と腹を決めた。翌日、「相手は福原がダブルスに出てくると思い、彼女の使う特殊ラバーを打ち返す練習をしていた」
これなら、ダブルスは取れる。銀メダルを予見した。
(22日日本経済新聞 夕刊)