3村上女子日本代表監督談その3(日経新聞より)
2012年10月29日
五輪女子団体の銀メダルは周到な戦略が結実したもの。
「日本チームを世界ランク2位に押し上げること」がメダルの近道と考えた。なぜなら決勝まで中国と当たらないブロックに入りたい。
日本がシンガポールを上回ることができたのは選手の若さが大きな要因と考える。
チリなど地球の裏側の大会は、年齢の高いシンガポール選手には、体力的にきつい。
対戦で得た情報を次に生かすという点での、日本の方が余裕があった。
「平野は24時間卓球のことを考えている選手」「福原は自分の事より周囲に気配りをする選手」「石川は決断も行動も早い選手」性格はそれぞれだが、
一体感は圧倒的であった。この3人の人材を得てから「重圧よりわくわくする気持ちであった」
「8年後、12年後の卓球がどのように進化するのか。先手を打たないと中国には追いつけない」希望の星は10代前半の若い選手たちと確信している。
「福原、石川をしのぐ逸材はきっと出てくる」
(24日日本経済新聞 夕刊より)