卓球女子3人、海外記者会見に出席
2012年08月14日
8月14日、ロンドン五輪の卓球女子団体で銀メダルを獲得した、平野早矢香選手(ミキハウス)、福原愛選手(ANA)、石川佳純選手(全農)の3選手が、東京・丸の内の本外国特派員協会で行われた海外メディア主催の記者会見に出席した。
準決勝のシンガポール戦について、
石川選手は「シンガポールに勝ちメダル獲得が決まった瞬間、平野選手に抱きついたことしか覚えていません。これまでシンガポールに勝ったことが無かったので、本当に勝ったんだと嬉しい思いで自然と涙が流れてきました。」
福原選手は、シンガポール戦での戦術について
「ここにはシンガポールの記者さんもいらっしゃるので、控えさせていただきます。」
と上手に切り返していた。
決勝の中国戦と、銀メダルという結果について
福原選手が「団体戦は100点と言って恥ずかしくない内容でした。私は昨日で卓球を初めてちょうど20年になりました。この銀メダルには私の卓球20年分の思い出が詰まっています。これまで私を支えてくれた大勢の人達に感謝したいです。」
と答え、会場に拍手が沸き起こった。
その一方
平野選手は「中国と対戦する前に、韓国やシンガポールなどアジア勢に勝つために力を入れてきました。私達にとって中国はまだまだ大きな壁です。」
と話し、
福原選手も「中国はライバルというより、大きな目標。超えるよりも近づくことが精いっぱい」
と中国の強豪ぶりを改めて印象付けた。
会見中には、イギリスの名物料理フィッシュ・アンド・チップスについての質問も飛び出し、
平野選手は「ゆっくり食事を取る時間が無くて食べることができず、とても残念です。」話し
福原選手が「私は、匂いだけ嗅ぎました。」と続け、
石川選手は「私だけ記念に1回食べました・・・すみません」
と団体戦さながらの絶妙な連携で会場の笑いを誘うなど、始終にこやかな雰囲気で進行した。