2012年03月29日
日本男子、朝からロシアとの大一番に臨む
大会第4日目、3月28日。昨日準々決勝進出、つまりベスト8入りを決めた日本女子チームに続き、
日本男子チームが予選グループ1位通過を狙う。
日本チームのタイムテーブルは以下のとおり。
10:00〜(日本時間17:00〜) 日本男子 vs. ロシア
13:00〜(日本時間20:00〜) 日本女子 vs. フランス
19:00〜(日本時間26:00〜) 日本男子 vs. スロバキア
日本男子、ロシアにストレート勝ち!
〈日本 3-0 ロシア〉
○水谷 8、7、12 シバエフ
○丹羽 −8、8、−12、8、13 スミルノフ
○松平 13、6、−8、−9、3 スカチコフ
日本男子はロシアを3−0で破った。前回大会ベスト8のロシアは決して侮れない相手。
トップ水谷が「勝つ時もいつも競る。やりにくい相手」と語っていたシバエフに対し、要所で緩急をつけたドライブで得点を重ね、
ストレート勝ちしたが、2番丹羽は厳しい戦いだった。
最終ゲーム1−8まで離され、観ている者も敗戦を覚悟するほど追い詰められた。
しかし、丹羽はここから勝利を意識し、プレーが硬くなったスミルノフの隙を突き、変化サービスと冷静なブロックで9−9に追いつく。
ここからはマッチポイントの取り合いだったが、最後は丹羽がフォアドライブを連発して大逆転劇を完結させた。
3番松平賢二も、スカチコフに2−0から2−2に追いつかれたが、台上のフォアフリック強打とバックストレートへの回り込みドライブで、
最終ゲームは10−0でマッチポイント。昨日に続き、3番手として役割を果たした。
★松平賢二の試合後のコメント
「地元の子どもたちの応援があって、やっててすごい楽しかった。
3番で出してもらっているけど、後ろには岸川さんも真晴(吉村)もいるので、ぼくは伸び伸びと試合ができる。
ポーランド戦の後のミーティングで、またチームが心をひとつにして戦えるようになった。
お互いもっと自分の意見を言って、監督さんだけじゃなく選手からもワンポイントくらいアドバイスをして、チーム一丸となってやろうと話した。
今は雰囲気も良いし、思ったより緊張もない。今日は孝希が一番苦しかったんじゃないかと思う。
スロバキア戦はもし出られるならきっちり勝って、3−0で終わらせたい」
日本女子、フランスを破って予選リーグ5戦全勝
〈日本 3−1 フランス〉
○石川 4、8、12 アバ
藤井 9、−8、−8、−8 グルンディッシュ
○石垣 7、4、9 レノン
○藤井 9、6、6 アバ
すでに予選グループC1位で準々決勝進出を決めている日本女子。
予選リーグの最終戦となるフランス戦も3−1で勝利し、予選リーグ5戦全勝となった。
トップ石川が威力あるフォアドライブの連打でアバを下し、先制点を挙げた日本。
しかし、2番藤井の調子が上がらず、相手エースのグルンディッシュに逆転負け。
1−1で今大会初出場の3番石垣に回る。
石垣は安定したバックカットを軸にしながら、フォアのカーブロングとスマッシュを積極的に使い、アグレッシブな試合運びを見せた。
最後もカットと攻撃のラリーから、フォアスマッシュをレノンのミドルへたたき込み、完勝。
流れをしっかり日本へ引き戻した。
4番では藤井が不調ながらも地力の差を見せて勝利した。
石垣優香「しっかり勝って良い雰囲気を作りたかった」
予選リーグ初出場・初勝利でチームの5連勝に貢献した石垣優香。
試合後に「初めての試合ですごく緊張したけど、思い切ってやるしかないと思って、強気でやりました。団体戦ということで応援してくれる人が多くて、心強かった」とコメント。
ミックスゾーンでは笑顔ものぞいた。
「1位通過が決まっていたけど、決勝トーナメントに向けて良い流れを作りたかったので、しっかり勝って、良い雰囲気を作りたかった」(石垣)
日本男子、スロバキアを3−1で破って予選1位通過!
〈日本 3−1 スロバキア〉
○水谷 −10、−6、6、8、8 セレダ
丹羽 −8、7、−8、−8 カイナット○
○松平 8、−5、−8、7、7 バルドン
○水谷 3、6、5 カイナット
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