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nittaku 世界選手権ドルトムント大会 第1日目(2)

2012年03月26日

日本男子もベラルーシを撃破し、初戦を白星発進

日本 3-0 ベラルーシ
○水谷 7、-4、12、8 サムソノフ
○松平賢 1、9、-5、-10、6 チチェチニン
○岸川 11、10、12 プラトノフ

サムソノフを擁するベラルーシに苦戦が予想された日本男子だったが、フタを開けてみれば見事な内容でストレート勝ち。
宮?義仁監督は、水谷がサムソノフとの対戦を望み、トップ出場を志願したことを明かした。
このトップでの勝利で、流れは大きく日本へと傾いた。

「2番の松平賢二はカット(チチェチニン)に対し、1ゲーム目1本で取ったから、ああ、これははまったなと思ったけど、そこからゲームオールまでいってちょっと危なかった。それはチーム戦初出場のプレッシャーもあった。

岸川も経験豊富で、競ったけど、しっかり勝ってくれました。良いスタートを切れた。勢いのつく試合ができました」(宮崎監督)


16時から開会式が行われる

昨年の世界選手権ロッテルダム大会ではメディアにのみ公開された開会式。
ドルトムント大会ではメインアリーナを使って行われた。

ITTF(国際卓球連盟)のアダム・シャララ会長は、スピーチを「今日も、そして明日も、決勝まで毎日お会いしましょう」と締めくくった。


日本女子、あっけない幕切れでセルビアに勝利

〈日本 3-1 セルビア〉
○平野 6、10、6 エアデリー
○福原 キケン フェヘル
 藤井 -9、-8、5、3、-10 モルナール○
○平野 キケン フェヘル

第1戦で2試合を戦った石川に替わり、3番に藤井を起用した日本女子チーム。
波乱はその3番の前に起こった。
福原と対戦したセルビア女子チームの1番手、フェヘルが傷めていた右足の親指のケガを悪化させ、第2ゲームの途中で棄権。
日本女子が思わぬ形で2-0のリードを奪う。

3番の藤井で勝負が決まるかと思われたが、藤井は勝利へのプレッシャーからか、やや消極的な試合運び。
ツッツキ打ちのドライブのミスも多く、実力的には格下のモルナールにゲームオールジュースで敗れた。

「固さがあった。大会の雰囲気に飛び込むことができなかった。
良い流れを自分から作り出すと言うよりも、相手がミスしてくれたほうがいいな、という消極的な考えがあったのが一番の反省点です」(藤井)。

これで日本2-1となったが、セルビアは4番にフェヘルが出場するオーダーだったため、ここでも棄権。
無念のゲームセット。

結局3-1で日本女子が勝利し、初日を2連勝で締めくくった。


中国男子、好発進

25日の最終試合。男子中国が登場。ギリシャと対戦した。中国は、トップで張継科、2番で王皓、3番で馬龍を使う豪華な布陣。

試合は、中国選手が圧倒的強さをみせ、好発進。特に、馬龍の強さは際立っていた。果たして、中国の連覇を阻止する国はいるのであろうか・・・。
セルビア戦でのいい話

日本女子は、2試合目でセルビアと対戦。

トップで平野が先取点をあげ、2番手で福原が出場。
2ゲーム目の途中で、相手選手が負傷し、キケンし、チームは2−0とリード。
3番の藤井が敗れるものの、4番目もキケンし、日本の勝利となった。

セルビアはドクター、マッサーが来ていなかった。
ここで福原が、日本選手団のマッサー、トレーナーにお願いして、キケンした相手に治療をお願いした。

日本人の優しさ、スポーツを通しての交流が図られ、心が温まるシーンであった。


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http://www.nittaku.com/
掲載日時:2012.03.26 12:27:17
この記事のURL:http://kanto-sttf.jp/news/takkyu-news.php?mode=entry&entry=24985



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