2012年01月16日

平成23年度全日本卓球選手権（一般・ジュニアの部）が、

明日1月17日に東京・千駄ヶ谷の東京体育館で開幕する。

最大の見どころはやはり男女シングルス。

日本卓球界の王者、そして女王を決める戦いということになる。

男子は水谷隼（明治大）が5連覇中。

誰がその連勝記録にストップをかけるのか、その一点に注目が集まる。

昨年2位の張一博（東京アート）は、昨年の決勝では完敗したが、

09年度大会の準決勝ではあと一歩まで追い詰めており、

有力な対抗馬であることは間違いない。

非常に安定感のある両ハンド攻守が持ち味だが、水谷との対戦になれば、

出足からある程度リスクを負った攻めも必要になるか。

岸川聖也（スヴェンソン）、丹羽孝希（青森山田高）といった世界代表組とともに、

水谷の6連覇に待ったをかけたい。

女子シングルスは石川佳純（全農）が2連覇に挑戦する。

昨年の決勝では藤井寛子（日本生命）に対し、要所でリスキーなロングサービスを連発し、

勝負度胸満点のプレーを見せた石川。

昨年は国際大会も多く経験し、今大会でも優勝候補の筆頭。

現女王としてのプレッシャーは少なくないはずだが、ロンドン五輪を見据え、きっちり結果を残してほしい。

対抗馬は石川とともにロンドン五輪への推薦出場枠を獲得している福原愛（ANA）、

過去5回優勝の平野早矢香（ミキハウス）、全日本社会人優勝の藤井寛子（日本生命）が挙げられる。

全日本社会人で準優勝の田代早紀（日本生命）、3位の森薗美咲（日立化成）にも勢いがあり、大物食いの可能性は十分にありそうだ。

その他にも、男女ダブルス・混合ダブルス・男女ジュニアと計7種目が行われる全日本選手権。

今年もやはり興味は尽きない。ニッタクの全日本速報にご期待ください！