2011年05月16日
●男子シングルス決勝
張継科(中国) 10、7、−6、−9、5、12 王皓(中国)
張継科が果敢に王皓の裏面ドライブをフォアで狙い打ち、初出場・初優勝。第6ゲーム10−5のチャンピオンシップポイントから、王皓が驚異の粘りで10−10に追いつき、大観衆が固唾(かたず)を呑んで見守った。
王皓に10−11とゲームポイントを取り返されたが、ここから強気のバックハンド連打と3球目フォアドライブで13−12とついに7回目のチャンピオンシップポイント。これを逆転されると完全に流れを失う張継科。最後の力を振り絞るように、王皓の3球目裏面ドライブをフォアドライブで打ち返し、王皓は返球できず。
無言でコートに倒れ込んだ張継科。起き上がって興奮のあまりウェアを引き裂いた。ここまで圧倒的な強さを見せてきた王皓を破り、歓喜のV。これでロンドン五輪への推薦出場枠獲得も確実となった。
敗れた王皓も、横浜大会から二度のスランプを経験しながら、決勝まできっちり勝ち上がったのは見事。大会2連覇は逃したが、こちらも世界ランキング1位でロンドン五輪への推薦出場は確実。2大会連続の銀メダルから、「三度目の正直」で悲願の金メダル獲得を目指す。
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