2011年05月14日
●女子シングルス準決勝
李暁霞(中国) 5、6、7、8 郭躍(中国)
丁寧(中国) −11、9、−8、6、8、6 劉詩ウェン(中国)
女子シングルス準決勝はともに非常にハイレベルだった。特に丁寧と劉詩ウェンの一戦は、世界選手権史上まれに見る好試合だった。
1988年生まれの郭躍と李暁霞、そして中国では「90後(90年代生まれ」と言われる、ともに20歳に丁寧と劉詩ウェン。同世代対決は、パワーのあるふたりがライバルを上回った形だ。
昨日の4回戦で丁寧選手と対戦した石川佳純選手が「本当に男子の卓球のようだった」と語ったとおり、李暁霞選手と丁寧選手のドライブは見るからに重い。ピッチの早さがほぼ互角なら、より回転量の多いボールを打てたほうが、ラリー戦では優位になる。
郭躍と劉詩ウェンは、スピードとピッチの早さでは得点できるが、回転量を活かして前後に攻めるシーンはほとんどない。劉詩ウェンの両ハンド攻撃のピッチの早さは恐るべきものだが、それでも丁寧選手の重い両ハンドドライブの前にミスが出た。
14日午後17時(現地時間)スタートの女子シングルス決勝は、パワーとパワーのぶつかりあいになりそうだ。一体何が勝敗を分けるのか。
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