2011年04月20日
ITTFは16日、中国代表からの発表を受け下記のように報じた。
【中国代表】
☆男子シングルス
王皓、馬琳、王励勤、馬龍、張継科、許シン、陳杞
☆女子シングルス
郭炎、李暁霞、郭躍、丁寧、劉詩ウエン、武楊、范瑛
☆男子ダブルス
王皓/張継科、馬琳/陳杞、馬龍/許シン
☆女子ダブルス
郭躍/李暁霞、郭炎/丁寧、木子/馮亜蘭
☆混合ダブルス
ハオ師/木子、張超/曹臻、閻安/馮亜蘭
【訳】
シングルスの選考から漏れた曹臻、木子、馮亜蘭の3選手はダブルスで選考された。
2009年横浜大会で李平と出場した混合ダブルスで優勝し曹臻は、今回張超とペアを組んで混合ダブルスに出場する。
一方、木子はハオ師と、馮亜蘭は閻安とペアを組む。
馮亜蘭と閻安は両者とも1度だけ世界選手権への出場経験がある。
木子と馮亜蘭は女子ダブルスでペアを組み出場する。
残りの女子ダブルスの2ペアは横浜大会で金メダル、銀メダルを獲得している。
ディフェンディングチャンピオンの郭躍・李暁霞組と郭炎・丁寧組である。
郭躍は左利きで李暁霞が右利きで、ロッテルダム大会ではこのペアが第1シードとなる。
今年の女子ダブルス決勝では、2009年の決勝と同じ組み合わせになる可能性があるが、男子はそうならない。
というのは前大会準優勝の馬龍と許シンはペアを組むが、前大会優勝者の陳杞と王皓はそれぞれ違うパートナーとペアを組む。
王皓は今年のスロベニアオープンでペアを組んで優勝した張継科と本大会もペアを組む。
陳杞は2004年のアテネ五輪と2007年の世界選手権でペアを組んで優勝した馬琳と再びペアを組む。
【解説】
今大会の中国代表は経験豊かなベテランと、勢いのある若手をバランスよく選抜された代表団となっている。
国内予選で実績を出した選手も、国際大会での実績が伴っていなければダブルスや混合ダブルスに回されている。
男女とも、シングルス、ダブルス、混合ダブルスと隙の無い代表団であるが、
今大会からダブルス出場枠が3組となったので、日本人選手のメダル獲得も大いに期待できる。
シングルスは男女共に鉄壁な布陣で、簡単にはメダルを取らせてもらえそうにもないが、
プロツアーでは随所に日本人選手が中国選手に勝利する場面もあり、ここ一番でのプレーに期待したい。