関東学生卓球連盟ホームページ

卓球ファンnet


世界選手権ロッテルダム大会代表選手が決定

2011年02月01日

本日、世界選手権ロッテルダム大会代表発表記者会見が都内で行われ、代表選手が発表されました。


【男子代表】
☆男子シングルス
水谷隼(明治大学)
松平健太(早稲田大学)
松平賢二(青森大学)
丹羽孝希(青森山田高校)
張一博(東京アート)
岸川聖也(スヴェンソン)

☆男子ダブルス
水谷隼/岸川聖也
松平健太/丹羽孝希
松平賢二/張一博

【女子代表】
☆女子シングルス
福原愛(ANA)
平野早矢香(ミキハウス)
石川佳純(ミキハウスJSC)
若宮三紗子(日本生命)
藤井寛子(日本生命)
石垣優香(淑徳大学)
谷岡あゆか(エリートアカデミー/帝京)

☆女子ダブルス
福原愛/石川佳純
藤井寛子/若宮三紗子
石垣優香/山梨有理

ミックスダブルスは検討中

【各選手の選考理由】
水谷隼:全日本選手権優勝
松平健太:世界ランキング30位以内の選手3人に勝利
松平賢二:国内選考会で優勝
丹羽孝希:強化本部推薦。国際競争力の潜在能力が高いと評価
張一博:強化本部推薦。ワールドチームカップで馬龍に勝利。世界選手権モスクワ大会での活躍を評価。

福原愛:2011年1月時点での世界ランキングが20位以内でITTFより推薦
平野早矢香:2011年1月時点での世界ランキングが20位以内でITTFより推薦
石川佳純:過去1年間で世界ランキング20位以内の選手4名に勝利
若宮三紗子:国内選考会で優勝
藤井寛子:過去1年間で世界ランキング20位以内の選手2名に勝利
石垣優香:過去1年間で世界ランキング20位以内の選手1名に勝利
谷岡あゆか:世界ジュニアで中国選手に勝利し日本の優勝に貢献
山梨有理:ジャパンオープンダブルスで各国のエースペアを倒し優勝

【宮崎男子監督のコメント】

(各選手の推薦理由と落選理由は?)
「強化本部推薦は、国際競争力と潜在能力という2点で選考しました。

丹羽は将来性を評価して選考しました。

張は世界選手権モスクワ大会で与えられた出番できっちり活躍し、ワールドチームカップでは当時の世界ランキング1位の馬龍に勝利しました。

岸川は世界選手権モスクワ大会では、3番で必ず勝利してくれました。

岸川と吉田の国際競争力という点では同程度に評価していました。

しかし吉田は年齢も岸川より高く、ロンドンを見据えると岸川の方が伸び代があると判断しました。

加えて吉田は世界選手権モスクワ大会のドイツ戦で、ズースに逆転負けを許し、精神的な弱さを見せ、1年間を通じても世界ランキング100位以下の選手に負けることが何回かありました。

岸川は50位以下の選手に負けることはあっても、100位以下の選手に負けることは殆どありませんでした。

全日本選手権でもミックスダブルスでは非常に気合の入ったプレーをしていたのですが、男子ダブルスではミックスダブルスと同じような気合の入ったプレーは私の目からは見られず、精神的なムラのようなものも見られました。

1年間を通じて私は彼に『無駄な試合なんて1試合もないんだ』と言ってきたのですが、改善されず今回は吉田ではなく、岸川を選びました。

高木和は今回の全日本選手権で松平健太、松平賢二の代表選手に2人に勝利し、水谷とも一番良い試合をしたと評価しています。

しかし国際競争力という点で、国際試合への出場が少なく、評価する材料がありませんでした。

強化本部の話には挙がりませんでしたが、上田と松平賢二のダブルスも考えました。

しかし全日本で張・韓組にストレートで敗れており、今回は見送りました。」

(今大会の目標は?)
「今大会の目標は男子シングルスで1つ、男子ダブルスで1つ、混合ダブルスで1つメダルを取ることです。

アジア競技大会では4つを目標にしていましたが、予想以上に多くのメダルを取ることができました。

メダルに一番近いのは水谷です。組み合わせ次第ではメダルの可能性は高いと思います。

また、松平・丹羽のダブルスもご存知の通りかなり強いです。

ヨーロッパ選手に負けることは無いんじゃないかと思います。

混合ダブルスは今年から中国が3組しか出られなくなったので、

中国がいないブロックに上手く入れればメダルの可能性も十分にあると思います。」


【村上女子監督のコメント】

(各選手の推薦理由と落選理由は?)
「福原と平野は1月の世界ランキングが20位以内だったのでITTFの推薦で出場となります。

石川は全日本で優勝し、1年間で世界ランニング20位以内の選手4名に勝利しました。

若宮は国内選考会で優勝し、藤井は1年間で世界ランニング20位以内の選手2名に、石垣は1名に勝利しました。

谷岡は世界ジュニア決勝でユース五輪チャンプの中国選手に勝利した上に、

森薗より若く、戦型もカットマンと特殊で、将来性を考えて選考しました。

山梨は韓国オープンとジャパンオープンとでの実績を評価してダブルス要因として選考しました。」

(エリートアカデミーから代表選手が出ることについてどう思いますか?)
「エリートアカデミーはホープスナショナルチームの中でも有望な選手を取っています。

その中の選手が国際競争力を身に付けたのは、指導現場の努力の成果だと思います。

今後も国際競争力豊かな選手を育てていきたいと思います。」

(今後の目標は?)
「石川がイングランドオープンで郭躍に勝ちました。

恐らくこれで来月の世界ランキングでは福原を抜いて日本人最上位になるでしょう。

石川の試合内容には凄く成長を感じました。私はいつも2位狙いと言いますが、これなら上手く調整すればロンドン五輪で金メダルも狙えるなと思いました。

世界選手権の目標としては、各種目でメダルを取ることです。

シングルスでは中国選手7人、シンガポールや韓国など強豪国の選手6人の中で最低2人は倒さないとメダルは獲得できません。

しかし、石川、福原とランキング一桁の選手が2人いますし、メダル獲得のチャンスは十分にあると思います。

また女子ダブルスと混合ダブルスでは今年からルールが変わり、中国ペアの数が減るのでチャンスはあると思います。」
掲載日時:2011.02.01 17:27:06
この記事のURL:http://kanto-sttf.jp/news/takkyu-news.php?mode=entry&entry=17955



卓球ファンnet


Copyright Kanto Students Table Tennis Federation All Rights Reserved.