2011年01月22日
ニッタクホームページより掲載。
張がベスト8入り!
■男子シングルス6回戦
張(東京アート) 6、−8、−9、9、8、7 軽部(明治大)
水谷(明治大) 7、14、10、4 下山(協和発酵キリン)
丹羽(青森山田高) 10、10、6、7 韓(東京アート)
高木和(東京アート) 6、−8、10、6、7 松平(早稲田大)
松平(青森大) 9、−9、7、6、3 坂本(協和発酵キリン)
岸川(スヴェンソン) 7、9、4、8 田勢(協和発酵キリン)
笠原(早稲田大) 9、5、2、7 森本(愛知工業大)
吉田(個人) 6、8、10、−9、8 時吉(時吉スクール)
カスミやった! 笑顔の初優勝!
17歳の石川(ミキハウスJSC)vs.28歳の藤井(日本生命)。ともに初優勝を目指すふたりの対決は石川の優勝となった。
第1ゲーム、一時は2-6と離されたが、「藤井さんは年上なので、こちらは思い切ってやるだけ」と焦らなかった。徐々に差を詰めると、9-9に。先にゲームポイントを奪われたが、12-10でこのゲームを奪った。
藤井のバックハンドの調子がいいと見た石川は、藤井を左右に揺さぶる。これが奏功して試合は一気に石川のペースに。苦戦を強いられた藤井は第2ゲームで早めのタイムアウトを取るも流れは変わらず。
そのまま3ゲームを連取して、決勝の舞台で4-0のストレート勝ち。初の栄冠に輝いた。
「本当に嬉しくて優勝したのが信じられないです」とインタビューではいつものカスミスマイルを見せてくれた。だが、カスミの全日本はこれで終わりではない。まだ明日のダブルスが残っている。
ダブルスとの2冠を目指して。明日もカスミスマイルが見たい。
■女子シングルス決勝
石川(ミキハウスJSC) 10、9、7、9 藤井(日本生命)
水谷・岸川敗れる! 松平・丹羽が優勝!
男子ダブルス決勝は、4連覇を狙った水谷・岸川を松平・丹羽が敗って初優勝した。
「国際大会で結果が出ていたので自信があった。(相手は4連覇中のチャンピオンなので)思い切りいくしかなかった」と丹羽。松平も「思い切りいくしかなかった。2-0とリードできたので出足がよかった」と続いた。
世界選手権銅メダルペアの身上でもある、粘りを封じるほどの早い打球点。お互いが交互に打つダブルスとは思えないほどのドライブ速攻を武器にした若武者ふたりが、大仕事をやってのけた。
「やるからには世界一を目指します」、新チャンピオンの言葉が現実になる日はそう遠くはないかもしれない。
■男子ダブルス決勝
松平・丹羽(早稲田大・青森山田高) 14、2、−6、8 水谷・岸川(明治大・スヴェンソン)
カスミが初の決勝へ! 準決勝で福原を下す
石川佳純が準決勝で福原を4-1で下して初の決勝進出を決めた。
どちらが勝っても初の決勝だった石川と福原の対戦。お互いに今大会調子が良かっただけに接戦も予想されたが、石川のカウンタードライブが炸裂。スピード、パワーで日本の第一人者を上回り、4-1で勝利。一昨年のリベンジを果たすとともに、初の決勝の舞台へ進出が決まった。
敗れた福原は「精神的には負けていない」と、石川の強さに脱帽した様子。
残るは決勝のみ。相手は心身ともに充実しているベテランの藤井だ。
■女子シングルス準決勝
藤井(日本生命) 6,5,5,4,6 藤沼(日立化成)
石川(ミキハウスJSC) 7,−10,3,4,9 福原(ANA)
男子ダブルス決勝は水谷・岸川vs.松平・丹羽
男子ダブルス準決勝、水谷・岸川と松平・丹羽が勝利。決勝戦のカードが決まった。
初の決勝進出となった松平・丹羽は打点の早さで社会人ペアを圧倒。水谷・岸川も好内容で勝利したが、現時点ではどちらが上回ってるか予想は非常に難しい。日本代表選手だらけのスーパーラリーの決勝戦になりそうだ。
■男子ダブルス準決勝
水谷・岸川(明治大・スヴェンソン) 2,8,5 韓陽・張一博(東京アート)
松平・丹羽(早稲田大・青森山田高) 8,7,9 木方・田勢(協和発酵キリン)
時吉がベスト16入り!
男子シングルス5回戦、時吉は柴田にストレート勝ちしてベスト16進出が決定。ブロックがうまい柴田に対して、攻撃ではなく効果的にツッツキを織り交ぜた時吉。多彩な戦術で柴田を完封した。
時吉は初のベスト16入り。本日最終試合の男子シングルス6回戦では吉田(個人)との対戦だ。
■男子シングルス5回戦
時吉(時吉スクール) 8,9,3,5 柴田(東信電気)
カスミ、ダブルスも快勝!
女子ダブルス5回戦、平野・石川(ミキハウス・ミキハウスJSC)は大橋・荻原直(JR北海道)に快勝。準々決勝は明日行われる。
■女子ダブルス5回戦
平野・石川(ミキハウス・ミキハウスJSC) 5,3,5 大橋・荻原直(JR北海道)
張が6回戦進出へ
男子ダブルス直後に行われた男子シングルス6回戦。張(東京アート)は藤本(近畿大)とのサウスポー対決を制して、ベスト16入りを決めた。豪打の藤本に対しても安定した攻守が光っていた張。シングルス、ダブルスともにさらに上位を目指したい。
■男子シングルス5回戦
張(東京アート) 4-0 藤本(近畿大)
張・韓は強豪の松平・上田ペアを撃破
男子ダブルス準々決勝、全日本社会人優勝の張・韓(東京アート)は、世界選手権代表経験のある松平・上田(青森大)にストレート勝ち。台上がうまいペア同士だったが、張・韓が上回った。
■男子ダブルス準々決勝
水谷・岸川(明治大・スヴェンソン) 6、−13、7、5 鹿屋・有延(野田学園高)
韓陽・張一博(東京アート) 9、9、9 松平賢・上田(青森大)
松平・丹羽(早稲田大・青森山田高) 4、6、7 高木和健・水野(東京アート)
高木和卓・大矢(東京アート) 8、−10、−8、9、8 木方・田勢(協和発酵キリン)
カスミ、準々決勝を4-1で突破!
石川佳純(ミキハウスJSC)が渡辺(日立化成)を下してベスト4進出を決めた。3年連続ベスト8に入っている実力者・渡辺と対戦し、第1ゲームを16-14で奪った石川。結果的にこの競ったゲームを奪った石川が、4-1で勝利。
準決勝では福原(ANA)と対戦する。福原は2年前の準々決勝で負けている相手。リベンジを果たし、決勝の舞台に進みたい。
■女子シングルス準々決勝
藤沼(日立化成) 9、−11、9、−6、5、3 森薗(青森山田高)
藤井(日本生命) 10、9、7、7 平野(ミキハウス)
石川(ミキハウスJSC) 14、9、−9、6、6 渡辺(日立化成)
福原(ANA) 4、8、12、7 ?橋(四天王寺高)
女王の栄冠は誰の手に!? 大会5日目
本日は土曜ということもあり、開場前から多くの観客がつめかけている東京体育館。昨日の混合ダブルス決勝の驚き、強さを見せたジュニア男子、新星が誕生したジュニア女子。そして今日も女子シングルスと男子ダブルスでチャンピオンが決定する。
優勝候補にも挙げられている石川佳純(ミキハウスJSC)は小西(個人)とのプライドをかけた勝負を制して勝ち上がった。このまま頂点まで駆け上がりたい。
男子ダブルスでは張一博・韓陽(東京アート)が静かな闘志を燃やしている。水谷・岸川の連覇に注目が集まっているだけに、一泡ふかせたいところだ。