201115月16日
代々木第2体育館に会場を移して行われた大会4日目。
今日は男女とも第6戦が行われた。
今日行われた第6戦は、明日の最終戦を前に、各校ともそれぞれが重要な1戦となった。
春7連覇を目指す男子早稲田大学は日本大学と対戦。
既に1敗しているため、明日の明治大学との直接対決を前に絶対に負けられない早稲田大学であったが、この日は4年生の笠原、御内、高岡が単複で4勝をあげ、4-1で日本大学に勝利。
明日行われる明治大学との最終戦へ望みを繋げた。
全勝で単独トップの明治大学は、4勝1敗で早稲田大学と同率2位の中央大学と対戦。
この試合をストレートで勝利した明治大学はこれまで6戦全勝。
明日の早稲田大学に勝利すると、3シーズンぶりの優勝を見事全勝で飾る事となる。
中央大学は、1番大久保、3番藤木、4番伊積/松生のダブルスの3つにおいて、ゲームオールで先にマッチポイントを握っていながら、いずれも明治大学に逆転され敗れるという何とも悔しい敗戦を喫した。
2番の岡田-伊積の1戦もゲームオールであった事を踏まえると、結果がそのまま逆になっていてもおかしくない試合内容であり、仮に明治大学に勝利し、早稲田大学が明日の最終戦で明治大学に敗れた場合、中央大学の優勝もあり得ただけに、辛酸をなめる結果となった。
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男子はこの他、埼玉工業大学が駒澤大学に4-3で勝利し2勝目。
早稲田大学戦に続き、ラストで守護神の山木がゲームオールの試合を制し、見事勝利を手にした埼玉工業大学。
この結果、埼玉工業大学は明日の最終戦1試合残した状況で1部残留が決定した。
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これまで未だ勝ち星の無い大正大学は専修大学と対戦。
体調不良で、前半戦出場の無かったエースのニエがオーダーされ、6番で確りと勝利をあげるも、ラストの高梨が石井に2-3で敗れ、またも勝利ならず。
この結果、最終戦を待たずして大正大学の最下位が確定し、2部への降格が決定した。
また、駒澤大学の7位も確定し、駒澤大学は1部残留をかけ、筑波大学との入替戦に臨む事となった。
女子注目の1戦は、優勝のかかった中央大学と青山学院大学の1戦。
手のひらに乗りかかった優勝を、あとは握り締めるだけの中央大学であったが、青山学院大学を相手に、思わぬ苦戦を強いられる事となった。
1番の岡野が王に1-3で敗れ、その後の2番北岡、3番根本/北岡のダブルスで2勝をあげ2-1とリードするも、4番で轟が才津に0-3で敗れ、4番が終了した次点で2-2の五分。
更に、続く5番ダブルスも落とし、2-3で後が無い展開に。
しかし、第4戦の淑徳大学戦と同じように、6番で出場した松村がこの大事な場面で勝利してみせ、ラストの根本に繋ぐ。
根本-藤田の対戦となったラストは、非常に息の詰まる1戦となった。
フォアが表の藤田は、根本のカットを上手く繋ぎ、チャンスで確りと得点を重ね、13-11で第1ゲームを奪う。
藤田のスマッシュを取り難そうにしていた根本だが、第2ゲーム以降、徐々に藤田の決め球を拾い始め、逆にカウンター気味の返球で浮いた球を打っていく積極性をみせて、第2、第3ゲームを連取。
しかし、その後の第4ゲームは藤田が奪い返し、2-2で最終の第5ゲームへ突入。
互角のゲーム内容で、スマッシュが入り続けている藤田が優勢とも感じられたが、最後は根本が11-8で粘りきり、4-3で中央大学の勝利が確定。
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この瞬間、女子は明日の最終戦を待たずして、中央大学の優勝が決定。
中央大学は1999年以来、実に24シーズン振りの優勝となった。
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明日の最終戦では、日本体育大学と対戦する中央大学。
これに勝利し、全勝での完全優勝を目指す。
対する日本体育大学は、今日行われた大正大学戦に2-4で敗れており、第6戦が終了した時点で勝ち星が無く、男子の大正大学同様、明日の最終戦を待たずして、最下位が決定している。
既に優勝が決定している中央大学に対し、明日の最終戦で一矢報いところである。
大会最終日となる明日は、男女ともに、最終第7戦が行われる。
詳しくは
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