平成22年度秋季リーグ1部・2部 大会9日目総評
201029月28日
本日、平成22年度 秋季関東学生卓球リーグ戦は大会最終日を迎えた。
最終第7戦を控え、女子優勝圏内にいるのは淑徳大学、早稲田大学、東京富士大学の3校。
淑徳大学は最終戦の早稲田大学に勝利すると優勝。
早稲田大学は淑徳大学に勝利し、東京富士大学が負ければ優勝。
東京富士大学は最終戦の中央大学に勝利し、淑徳大学が負ければ優勝となる。
三つ巴の接戦となったが、兎にも角にも鍵となるのは淑徳大学と早稲田大学の一戦である。
淑徳大学が勝って優勝を決めるか、早稲田大学が待ったをかけるか?
インカレの決勝でもあいまみえた両校の戦いは、接戦となるかと思いきや、淑徳大トップで出場した岡崎が、亀崎(早稲田大)に3-0で快勝すると、その後の2番シングルス石垣、3番ダブルス石垣・大庭も3-0で勝利し、淑徳が早々と優勝に王手をかける。
続く4番シングルスは、阿部(淑徳大学) VS 照井(早稲田大学)の一戦。
速攻同士の激しい打ち合いの中、阿部がまず第1ゲームを奪う。
しかし、ここで簡単に負けられない照井は、その後の3ゲームを連取。
早稲田が1点取り返し、3-1とした。
その後の5番ダブルスも早稲田大が勝利し、3-2として迎えた6番シングルスは、松澤(淑徳大) VS 中島(早稲田大)の1戦。
中島の攻撃を受けきり、チャンスで確実に得点を重ねた松澤が3-1で勝利。
この結果、4-2で淑徳大が勝利し、4季連続15回目の優勝が決定した。
なお、2位は東京富士大学、3位に早稲田大学、4位に専修大学、5位中央大学、6位日本体育大学の順位となった。
また、ここまで勝ち星の無かった青山学院大学と日本大学は最終第7戦にて直接対決となった。
ともに自動降格を免れるべく、絶対に負けられない一戦となったが、青山学院大学が1番、2番、3番と続けて勝利すると、続く4番で青山学院大学主将の早田が、日本大学の大エース、馬に3-0ストレートで勝利し、4-0で青山学院大学が勝利した。
この結果、日本大学が8位で、無念の秋季3年連続2部降格となった。
この試合に勝利した青山学院大学は7位となり、明日行われる國學院大學(2部準優勝)との入れ替え戦に臨む。
男子は、これまで6戦全勝の早稲田大学 VS 明治大学の一戦に勝利した方が優勝となる。
早稲田は例によってトップに笠原を起用。
善戦する明治大トップの遠藤を相手に、一時は競る場面も見せたが、笠原が3-1で遠藤を退け、早稲田がまず先手を取る。
2番は御内(早稲田大) VS 軽部(明治大)の対戦。
学生界屈指のカットマンである御内だが、軽部はその御内のカットをまるで苦にせず、3-0で軽部が勝利し1-1とする。
3番は板倉(早稲田大) VS 甲斐(明治大)の一戦。
互いにゲームを奪い合う激しい展開を板倉が制し、早稲田が2-1でまた一歩リードする。
4番のダブルスは足立・笠原ペア(早稲田大)と池田・軽部(明治大)の一戦。
全日本準優勝ペアである池田・軽部に楽に2ゲームを奪われるも、足立・笠原ペアが怒涛の追い上げをみせ、2-2とすると、
最終第5ゲームは15-13で足立・笠原ペアが池田・軽部ペアを退け、早稲田が3-1で優勝に王手をかける。
続く5番手は足立(早稲田大) VS 池田(明治大)の主将対決となる。
足立はダブルスでの勢いそのままに、気迫のプレーで池田を圧倒し、3-1で勝利。
この結果、早稲田大学が4-1で明治大学を降し、2季連続30回目の優勝となった。
また、春季の入れ替え戦に勝利し、今季1部参戦となった日本体育大学は、残念ながら勝ち星なしで2部へ自動降格が決まった。
7位は最終戦で専修大に3-4で敗れた埼玉工業大となった。
埼玉工業大学は、明日29日に行われる1・2部入れ替え戦で、2部準優勝の法政大学と対戦する。