大会の見どころ 当大会の歴代優勝者は、過去いずれも日本代表として活躍、歴史と権威ある大会です。 今年に入り、連盟主催のヨーロッパ遠征・アジア遠征など国際大会の桧舞台で、男女とも活躍しており、それらの選手がこの大会でどんなプレーを見せてくれるか?注目されます。 又、それに続く多くの選手が活躍に刺激を受け、果敢に挑戦していくものと思われ、熱戦が繰り広げられる事が期待されます 。
大会の見どころ 今大会は時吉、下山を中心とする早稲田大学勢がトーナメントをリードすると思われるが、阮、ハオ、崔の留学生の勝利への執着心がどこまで上がっているかがカギを握る。 その他、水野、小野の明治大学勢に中央大学、専修大学、駒澤大学の新人にも期待がかかる。 そして、阿部(早大)、原(専大)、田中(駒大)、田野辺(大正大)の四年生陣が最後の年に意地を見せてくれるであろう。
大会の見どころ 関東を制するものは日本を制す。日本を制するものは世界を制する。 我が関東学生選抜選手団は、6月8日〜6月18日アジア遠征を行い、台北・中国とまたにかけ、様々な経験をしてきました。 アジアの女子のレベルは高く、特に世界の卓球では中国のネットぎりぎりの攻防、コートをいっぱいに使ったドライブ攻撃などスケールの大きなプレーを目の前にして、関東学生選抜選手団は中国卓球から大きな収穫を得ることができました。 さて、いよいよ関東学生選手権がスタートします。日頃、練磨した技量の熱き戦いを制するのは誰なのか。レベルの高さで言えば、全日本選手権と肩を並べる関東の大きな大会である。 その見所は、圧倒的な強さで4連覇を狙う孫博(大正大学)が有力候補、それに続く両ハンドドライブを持つ留学生の劉一行(日本大学)、豊富な戦術を持つリュウティン(東京富士大)、東京選手権2位のトン舟(専修大学) 、左右のコーナワークが素晴らしいクレバーなプレーの留学生キラー坂本沙織(日本大学)、フットワークの切れが光る渡辺裕子(中央大学)、昨年全日本学生選手権を制した、バック攻撃からフォアとの連携が冴える狭間のぞみ(大正大学)、前陣速攻で安定した成績を持つ山崎知春(青山学院大学)。 続く世界大学代表(予選会2位)の阿部恵(青山学院大学)、両ハンドドライブが健在の伊藤みどり(筑波大学)、全日本ランカーの重本幸恵(筑波大学)、東京選手権大会ベスト8の坂巻美恵(東京富士大学)、新人では小野思保(淑徳大学)、山梨有理(淑徳大学)、西岡百子(日本体育大学)、有坂美里(専修大学)、井上朋美(大正大学)、等がどこまで接戦を繰り広げられるかが、今大会の見所となるでしょう。 関東の若い選手の中から、誰がどの様な戦いで王座を掴み取るのか?楽しみです。この大会は年々人気が高まっております。 是非、皆様も関東学生の熱き戦いを観戦しに来て下さい。
大会の観戦後記 シングルス優勝の久保田隆三(早稲田大)は、ロビングからバックハンド強打や、一転して前陣で両ハンド速攻するなど変幻自在の戦術が取れるところに強さがありました。 準々決勝のハオ強(大正大)戦や準決勝の下山隆敬(早稲田大)戦ではロビングで凌いで競り勝ち、決勝の水野裕哉(明治大)戦では鮮やかな両ハンド速攻で一蹴しました。 2位の水野裕哉は技術面・精神面ともに安定したものがあり、ダブルスに続いて2冠を狙える流れであっただけに久保田隆三の勢いを止めるまでの体力が残っていればと悔やまれるところでしょう。 3位の下山隆敬は、強さに安定感が感じられる戦いぶりでした。同士討ちで久保田の執拗な粘りに対して根負けしてしまった観があるものの確実に強くなっていると思います。 同じく3位の阮震杰(埼工大)は、サービスからの3球目バックハンドドライブが強烈で、その後、徐々に調子を上げていき、準々決勝で昨年優勝の時吉佑一(早稲田大)を破ったものの水野裕哉とのラリー戦で力尽きてしまいました。 その他、ベスト8の原雅彦(専修大)は塩野真人(早稲田大)のカットに対し、完璧に打ち抜いたカット打ちは素晴らしいものでした。同じくベスト8の足立卓也(明治大)も3球目攻撃とフットワーク力を活かしてチャンスをものにしました。 ランク決定戦で一年生同士、原悠也(早稲田大)とのフレッシュ対決を制した桑原勇希(駒澤大)は嬉しいランク入り、一方、小山武典(専修大)と伊東伸也(駒澤大)の4年生対決は壮絶なドライブ戦の末、伊東に軍配があがりました。 伊東伸也と同じ駒澤大学4年生の田中満雄もランク入りし、駒澤大学の躍進と豊富な練習量を感じさせる大会でした。 ダブルス優勝の小野竜也・水野裕哉(明治大)は、準々決勝の下山隆敬・時吉佑一(早稲田大)との大一番を無難に切り抜け安定した試合運びで文句無しの初優勝と言えます。 2位の白神俊祐・森田侑樹(中央大)はコンビネーションが良く森田侑樹の身体能力の高さ、白神俊祐のトリッキーなテクニックと、お互いの良いところを引き出す理想的なペアでした。 3位には、昨年優勝の阿部一博・久保田隆三(早稲田大)と田中満雄・伊東伸也(駒澤大)の実力のあるペアが順当にあがって来ました。その他ランクには、石崎考志・柴田健一(明治大)、立石イオタ良二・徳増信弥(専修大)が入り、一年生の柴田文雄、徳増信弥の今後の活躍が期待されます。 特筆すべきことは、国学院大学の柴田文雄・田島裕之がランク入りしたことです。思い切りが良く粘り強さもあった二人は、誰もが好感を持てる試合振りでした。 年々、関東学生のレベルは上がっていると感じました。事実、台北オープンや中国オープンでの学生の活躍が物語っています。 しかし、まだまだパワーと安定性は発展途上にあると思います。今後の学生同士の切磋琢磨でレベルを一層押し上げてほしいものです。
大会の観戦後記 今大会女子ダブルスでは、第一シード渡辺裕子・野上紗矢佳組(中央大)、第二シード阿部恵・山崎知春組(青山学院大)が敗れた他、リュウティンティン・リュウティン組(東京富士大)、重本幸恵・伊藤みどり組(筑波大)、坂巻美恵・高石さおり組(東京富士大)、トン舟・田村望組(専修大)、狭間のぞみ・井上朋美組(大正大)、唐沢優佳・日高美奈子組(東京富士大)と次々と破れて行く中、どのペアが優勝を手にするのかが最終日まで注目された。 決勝では、坂本沙織・劉一行組(日本大)が見事な破壊力のあるドライブと、台上とバック系技術の上手さで勢いのある代瑞葉・大規麻奈組(青山学院大)を破り、関東学生ダブルス初勝利を手にした。 女子シングルスでは、四連覇がかかっていた孫博(大正大)にプレッシャーがあったことは確かだが、劉一行(日本大)、リュウティンティン(富士大)などといった大物選手を破り、その力は順調に見えた。 一方、同じく決勝を向えた山梨有理(淑徳大)は、リュウティン(東京富士大)、狭間のぞみ(大正大)、渡辺裕子(中大)、坂本沙織(日本大)と対戦し、歴史に名の残る名勝負を繰り広げた。 そして、決勝では果敢な攻撃と揺らがない強いメンタルで孫博を破ったのは見事であった。関東学生卓球界の新時代を導いた新星となったことは間違いないでしょう。